White and Black Wing

『ツバサ』の吸血鬼双子と猫LOVE
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『ハリーポッターと死の秘宝』感想

2008年07月29日 | 感想 others
無事 下巻も読み終わったので感想を書きます
以下、ネタバレあります






ハリーの透明マントも
ヴォルデモートの祖父が持っていた指輪も
「死の秘宝」で
それは先祖から代々受け継がれてきたから
両者ともにペベレル家の直系に近い子孫ということですよね?
何という偶然
最初からこの2人の間には「繋がり」があったなんて驚きです

ピーターが死ぬシーンは後味が悪すぎました
命を救ったものと救われたものの間に
出来た「つながり」とは、こういう事なのかと愕然とした
ヴォルデモートから貰った「銀の手」は
ピーターがヴォルデモートを裏切った瞬間
手の持ち主であるピーターを殺してしまった
慈悲の心が死のきっかけになってしまうなんて……後味悪すぎ

ドビーの死もまた非常にあっけなかった
何も殺す必要はなかったんじゃないかなぁ
厄介事も沢山持ち込んできたけれど、いいキャラだったのに……
ハリーを熱烈に支持する
「しもべ妖精」は2人いらないって感じなのかなぁ

グリンゴッツ銀行やぶりは……何だか凄かったですね
ドラゴンはいるし、不思議な滝がある
やっとのことで金庫に入ると宝には
熱くなる呪いとコピーが出来る呪いがかかってた
外には泥棒に気付いた小鬼たち……
どうなるんだろうってドキドキしながら読みました

ホグワーツの戦闘シーンはネビルが格好良かった
抵抗して誰かが立ち上がる姿が希望を与える事をハリーを見ていて学んだ
なんて嬉しい事を言ってくれてます
『ハリー・ポッター』シリーズは7巻通してハリーの成長を見る作品ですが
ネビルの成長も追っていけるようになってます
組み分け帽子から剣を取り出し
「真のグリフィンドール生」になれたネビルの姿を
両親が見ることができたら……さぞ喜んだ事でしょうね
ハリーとネビル
どちらが選ばれていても大丈夫だったと確信できたシーンでした
2人とも流石は「ヴォルデモートから3度逃れた夫妻の子供」ですね

グレイバックはルーピンに
ベラトリックスはネビルに
それぞれ滅ぼされると思っていたのに……
どうして何の関係もない人が滅ぼしてるのだろう
読者の裏をかくため?

そういえば
ヘビ語って簡単に真似ることが出来る程度のものだったという
衝撃の事実にガッカリしました
話というものは「ご都合主義のかたまり」だという事は分かってるけど
これはやり過ぎでしょう、マジで

フレッドもそうでしたが
ヴォルデモートの最期もまたあっけなかったですね
ローリングさんは死ぬ前のシーンが書きたかっただけなのかなぁ
パーシーが来てウィーズリー兄弟集結のシーンと
ハリーがヴォルデモートに後悔を促すシーン
そんな風に見えました

最終章
これが金庫に厳重に保管されていた話……
はっきり言って蛇足じゃん(爆

最後まで読んでもカップリングに納得のいく描写はありませんでした
ただ、作者が
「ウィーズリー's ストーリー」を書きたかった
という印象は受けました
これに関しては
後日、ダンブルドアとスネイプに対する感想と共に書きたいと思います

今日はこの辺で



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