偏見をぶつけると逆に元気が出ちゃう人は、実は一定数存在する。
2002年に発表された論文などが取り上げる心理学の話題の1つに、『The paradox of self-stigma』というものがある。直訳すると『自身の汚名に対するパラドクス』...
長時間労働は人間を蝕むが、そうじゃないこともあるようで。
2017年に発表された論文によると、基本的には過剰な労働時間は生産性の低下を招くらしい。 まず労働には『1%の労働時間増加につき、生産総量は0.9%上がる』という原則があるという...
どんな願いもかなえられる世界は、恐らく絶望的な世界だ。
※この記事はPERSONA5 THE ROYALの終盤のネタバレを含みます。未プレイ・未閲覧の方はご注意ください。 ...
ワクチンを嫌がる人の傾向と、陰謀論を信じる1つの理由
2020年に発表された論文によると、陰謀論を信じている、もしくは陰謀論が妥当であると考えている医療従事者は生活満足度が低く、また不安障害にもなりやすかったという。 このことから、...
ダニングクルーガー効果は、単純なフィードバックだけでは治らないらしいぞ。
2013年に発表された論文によると、自分の能力に対する自信過剰(つまり、ダニングクルーガー効果)は、自分の能力を適当に認知・学習できる機会があり、またその結果をきちんと記憶できてい...
他人の不幸をあざ笑う人は、あまり行動しない傾向にある。
2010年に発表された論文によると、人間はシャーデンフロイデ(他人の不幸に喜んでしまう性質)を経験した場合、より保守的で妥協的な選択をしやすくなるという。 正確に言えば、他者が不...
学校の成績がいい人は、はたして学校の成績だけいい人なのだろうか?
2004年に発表された論文によると、基本的に学業成績や学校の先生からの評価が高い人は、仕事や学校外での活動においても好成績を残すのだという。 これは学業成績と仕事での成績は、どち...
向上心がある人は、実は自尊心が低い?
2017年に発表された論文によると、自己中心的かつ自尊心が低く不安定な人は良心的な羨望を抱きやすく、自尊心が低い人は悪意的な羨望を抱きやすく、また自尊心が高く安定している人は羨望を...
労働による鬱の発生、最大の原因は長時間労働ではなさそうだ。
2015年に発表された論文によると、職場における抑うつ症状の発生には『職場の緊張』『意思決定の自由度の低さ』『対人関係のねじれ』が深くかかわっているらしい。 つまりこれは、仕事に...
現実で自尊心が満たされないから、彼らはSNSに飛びついているのでは?
2018年に発表された論文によると、自尊心とSNS利用頻度には社会的比較傾向を介した相関関係があるという。 具体的には、人間は自尊心が低く不安定の時に他者との比較でそれを維持しよ...