年齢によって充実感を感じる事柄に差があるのか?
最近、友人にこんなことを聞かれた。 「発達段階別の充実感の内容の違いについて調べてほしい」 「例えば、幼少期はひたすら欲求充足されるのが充実だとか、児童期はちょっとした困難に立...
それでも支配的な教育を続ける理由
「総合的な学業成績で見た場合、問いかけなどの手段を用いて生徒に意思決定の機会を与えるような自律支援的な教育は、板書をひたすらに写すだけのような支配的な教育よりも優位である」 上記...
「経験中心の履歴書」と主張した人の特徴を、教育心理学の観点から考察。
今週の頭ぐらいからか、「学歴中心の履歴書から経験中心の履歴書へ[1]」なる主張を中心に議論が展開された。私がSNSを視聴した時は、経済格差と学歴の構造を理由とした批判が殆どだったが...
大前提として、意欲関心は健康な人が扱えるものと定義されている。
WHOは健康の定義を「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態」としている。 単に病を患ってい...
「私はこれをすべきだ」と「私はこれをする理由がある」は別物だ。
「私はこれをすべきだからやる」 「私はこれをする理由があるからやる」 どちらも対象自身の意思決定の表れである。 ゆえに、この2つは混在されがちだが、実際は天地ほど違う。 ...
「あなたのためを思って」という言葉の有害さを教育心理学の観点から
「あなたのためを思って言っている」 この言葉に心当たりはないだろうか。 私はいくつかある。言われたことも、誰かが言われた現場も。言ったことはまだなかったはずだ。 もしこの言葉...
現代の学力格差は、学習意欲と情報社会によってもたらされる。
教育学、あるいは生涯教育を語る場において、「強い人」と「弱い人」という概念が存在する。 「強い人」と「弱い人」は自律的な学習ができるか否かを軸とした分類であり、 ・前者は自律的...
完璧なゲームなど存在しないように、完璧な教育もまた存在しない。
いわゆるコンピューターゲーム(以下、ゲーム)は、登場以来、私たちを熱中させ続ける魅力的な娯楽だ。 熱中できる理由は心理学の言葉で説明することができ、端的に言えば「一貫性のある非現...
「インク切れボールペン」を用いた、ゲームを活かした学習の一例。
例えば、君がいまボールペンで勉強していたとしよう。 メモ帳か、あるいはルーズリーフか。容赦なく教材に書き込むか、大胆に壁に記入するか。書く場所は不問とする。 書く場所がどこであ...
ゲーム要素を学習に転用する「ゲーミフィケーション」について解説
いわゆるコンピューターゲーム(以下、ゲーム)は、登場以来、私たちを熱中させ続ける魅力的な娯楽だ。 熱中できる理由は心理学の言葉で説明することができ、端的に言えば「一貫性のある非現...