野党が与党の政策を攻撃する時に、「バラマキ」だと非難する。
子供手当、高校無償化、等の生活支援に対して、この言葉が使われた。
しかし、これは子育てを支援する為の政策としての、支援策だ。
更に云えば、グローバル化、規制緩和によって、格差が広がり、落ちこぼれた人たちへの、セーフティーネットとしての生活保護、失業補償等々の支援策も、バラマキだ。
農業支援としての農家個別保障補政策もそうだ。 更に云えば様々な公共投資だってそうだ。 これ等は特定業界、団体への支出だから、利権を産む構造が出来易い。
年金、医療等々への支出もある。
これ等、国民多数への政策的恩恵をバラマキと云うならば、世の中バラマキだらけだ。
長らく、日本の政党が主張し、実行して来た政策ではないか。
バラマキと云って非難する時、これは人気取りの政策で、財政を危うくすると云う論法で使われる。 しかし、これはおかしい。 順序が逆だ。 国民の幸せが優先であり、その為の原資をどうするか、財政をどうするかであるべきだ。
又、バラマキとは所得再配分政策でもある。 余裕のある高所得者からの低所得者への所得再配分でもある。
自由化競争によって、所得格差が出来るのは必然だ。 それを放置しておけばやがて国は不安定になるのは必定だ。
治安も悪くなり、大多数の国民にとっても高所得者にとっても、住みづらい国になるだろう。
この意味でも、増税で財政を健全化させることが必要なのだ。
政治とは国民を幸せにするためのものだ。 勿論、全ての国民を100%幸せにすることは出来ない。 8割の国民が幸せ度80%と感じるならば、それがほぼ理想的な国の有り方ではないか?
バラマキ歓迎だ。 大歓迎だ。
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