本来あるべきオリンピックの姿とはとても言えない。
各国から集まった選手たちは隔離され、無観客の会場で粛々と競技し、終われば、選手同士とも、一般市民たちとも交歓することもなく粛々と帰ってゆく。
本来、来日し観戦するはずの外国人と、一般日本人、選手達との交歓もなく、巷での飲食観光などの経済効果もない。
たとえ有観客であっても会場で観戦できる人は限られている。又、全ての会場で観戦することも不可能である。
ほとんどの世界の人達は、オリンピックをテレビで観戦する。
そしてそこに熱狂し応援し大歓声を上げる観客がいれば、テレビのこちら側からも共感し感動する。
今回はそれらもない。ただ粛々と競技を見守るだけだ。
閉会式でも、各国の選手同士、ボランティアたちとの入り乱れての熱狂の渦、フィナーレもない。
ないない尽くしの淋しいオリンピックだった。
本来見られるべき姿のない、オリンピックだった。
このオリンピックを強行した人たちは、成功だったと強弁するが、あるべき姿でなかったことを見て見ぬふりをしている。
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