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下記のニュースについて。
突きつけられても…女性行員、両手広げ客守る
2015年07月26日 10時04分
福岡県久留米市の筑邦銀行東合川支店で起きた強盗未遂事件で、犯行時の様子を間近で見ていた60歳代の女性客が25日、支店内の緊迫した状況を読売新聞に証言し、「女性行員の勇気ある行動に助けられた」と振り返った。
女性客が出入り口付近で手続きの順番を待っていると、フルフェースのヘルメットをかぶった体格のいい男が歩いて入ってきた。男はポケットから拳銃を取り出し、黒い古びたリュックサックを年長の女性行員に投げつけて「金を入れろ」と叫んだ後、天井に向けて1発を発砲した。店内に悲鳴が上がった。
女性客と男の距離は2~3メートルほど。年長の女性行員はカウンターに向かったが、男は「撃つぞ」「早くせんか」と何度もまくしたて、天井に向けて2発撃った。
さらに男は、女性客の近くにいた若い女性行員に「お前が金を入れてこい」と銃を突きつけた。しかし、行員は「私はお客さまを守る義務があります。お金は入れられません」と両手を広げて女性客の前で立ちはだかった。「犯人の声に負けない大きな声だった」という。男は落ち着かない様子を見せ、しばらくして店外に出て行った。
女性客は「体を張って守ってくれた行員には、後日お礼を言いたい」と語った。
若き女性行員の行為は勇気があったと言えるだろう。
だが、彼女はお客様の命を守ろうとしたのだろうか? それとも銀行のお金を守ろうとしたのだろうか?
そもそも、銀行はどのような対応マニュアルで、どのような指導をしているのだろうか?
一人で銀行強盗に押し入った男にも勇気があったと言える。 男にも止むを得ない事情があったのだろう。
人を殺さずに引き揚げたのは立派だ。 だが単独での銀行強盗は成功率が低い。
金は紙切れに過ぎない。 また金は天下の回りモノという。 悪銭身に付かずとも言う。
この場合、「お金は差し上げます、どうぞ好きなだけ持って行って下さい、しかしお客様は害しないでください。」というのが正しいのではないだろうか? 真の勇気と言えるのではないだろうか?
智が伴っているからだ。
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