鞆まちづくり工房 竜馬ゆかりの町家再生プロジェクト

瀬戸内の潮待ち港、鞆の浦(とものうら)で2004年11月から始まった、かつて坂本竜馬も訪れた町家の修復工事の様子。

お元気そうで、嬉しいです!

2006-12-26 19:02:49 | 関連イベント・お客様
昨日、池田武邦先生が奥様と御一緒に、鞆にいらっしゃいました~!! そしてもちろん工事現場も見てくださいました。
この前、先生が現場に来られたのは去年の11月でしたから約1年ぶりです(その時のブログです)。あの時は、まだ建物前面の解体が終わって、部屋はほぼ元のまま。所々、床をはがしていたり、壁を壊していたりという感じでした。 
この日は、岡田社長がご案内してくださり、現状の説明をしてくださいました。2階も蔵も隅々まで見て頂いて、池田先生は「ここまで来ると、もう第3コーナー曲がったところだね」とおっしゃって下さいました。
池田先生には、ここの設計コンペの審査委員長をしていただいたのですが、その時に一番こだわっておられた庭の使い方について、やっぱり気になさっておられるようで、ここから庭がどう変わっていくのか、それをしきりにおっしゃっていました。どうなるかねぇ…と少し考えておられるようでした。
帰り際に、直筆で瓦に名前を書いて頂く事が出来ました。すごい記念になります!ありがとうございます。そして先生、完成したらその時もぜひいらして下さい。

若いお客様です!

2006-12-24 00:12:17 | 2期工事
現場が動いてなくてネタがないなぁ~・・・と思ってたら来てくれるんですよね~、明石高専八木先生と学生のみなさん!もう冬休みなんですね。今回は総勢7名。初めて兵庫から西へ来た、という方も。よく来てくださいました。
先生に問題を出されながら港の回りをぐるっと歩き、竜馬の現場も見に来てくれました。

「ここが西村さんがやったところですか?」そうそう、ここの設計を手伝ってくれた西村君は皆さんの先輩ですね。中には、西村君の作業を手伝いましたという学生さんもいたし、去年の春に八木先生と西村君と一緒に来てくれたもう1人の西村君もまた来てくれてました。あの時はまだ建物を引っ張ってた頃、それと比べたらずいぶん出来ました。

一通り見てもらって、出ようかなという時「この建具をちゃんと入れてみてくださ~い」と八木先生。いやいや戸締りぐらいこちらがやりますよと思ったら、若い学生はやったことないし、実際に自分でやれば建具の事とか勉強になるからとのこと。さすが先生、何でも勉強に変えてしまう。
写真のように、皆で頑張っていましたが、なかなかすんなりとはいかなかった様でした。でも、蔀戸って普通にあるもんじゃないんよなぁ。鞆はまだ蔀戸や大戸とかが使われているのを目にする事ができますから、自分の家にはなくても私も何となく扱えてましたし。(年齢は関係ないと思いますよ。)改めて気付けて、逆にこちらが勉強になりました。
これ、お客様に体験して頂けるようにしたらおもしろいかもしれないですね。そうだこの建物にはそういう目的もあったんだった。みなさんからいっぱい良い気付きを頂けましたよ。どうもありがとう。また遊びに来てね。

浴室の換気窓

2006-12-12 18:58:07 | 2期工事
お風呂の天井が出来ています。古い梁なんかも少しずつ隠れています。
大工の山本さんがやっていたのはお風呂場につける窓。換気のため、明り取りのため、小さい窓がつきます。もちろん外から見えないようにつきます。外から見ると下屋であんまり見えないようになるはずです。

お風呂場の天井

2006-12-08 20:16:09 | 2期工事
浴室の天井です。写真の左の方に見えてる古い梁があるでしょ?あれを松居さんは出したかったそうですが、結局隠すことにしました。ガラス張りで覆う!アクリル板!?は、やめました。でも、脱衣場の方の梁は見せられると思いますよ!

あ、そうそう、浴室の天井と壁、脱衣場の天井がヒノキで、脱衣場の床は松、壁は塗り(漆喰だと思います)だそうです。「だからヒノキ風呂」って山本さんがボソっと言ってたけど、浴槽はヒノキじゃないんでね~。

脱衣場の入り口

2006-12-06 16:23:35 | 2期工事
蔵に入ってみじか~い廊下を進み、脱衣場のドアを開けるとパっと目に入ってくるのがこんな感じ。
…って、実際は、もう一段階何かがあって、脱衣場になると思います。(ドア開けたとたんに着替えてる人が見えても嫌ですよね、お互い。)つきあたりの壁には鏡を付けて、洗面台が置かれます。
ここの壁や天井には、ひのきやら松やら杉やらが使われます。木の見本市みたい。たしか壁がヒノキで、天井が松…杉?覚えれてないなぁ。聞いておきます。確かヒノキが水に強い、とかあるんですよね。
誰もいないなぁ~と思ったら外で山本さんが釘を拾っていました。

掃除しました

2006-12-05 10:15:16 | 2期工事
昨日はNPO事務局の3人で新しい階段のところの掃除をしました。階段の上の屋根も蔵の屋根と一緒に直していたので雨漏りがして一度はぐって掃除しないといかんなということでした。しっかりコンパネや養生シートを敷いていたのですが、やっぱり隙間からじわっと水が入り込んでいたようで、せっかくのきれいな階段が・・・。砂が泥っぽくなっていた所もあり、ちょっとカビっぽくなっていた所もあり。ちょっと悲しいです。

工事が1期と2期に分かれていた事や、変形屋根の都合もあり、どうしても屋根より先に階段を作らないといけなかったそうです。出来るだけきれいにしようとがんばりました。あとは、巨大扇風機でとにかく乾燥です。

打合せもしました。

2006-12-01 18:27:20 | 2期工事
そして今日はもう1つ。水まわりの打合せがありました。丸福設備さんです。蔵に3人しゃがみこんじゃって、、、。
洗面や便器とかの最終確認や、蔵の2階の客室だけ部屋風呂があって、ユニットバスなんですけど、その確認とかをしました。ユニットですけど、なるべく殺風景にならないようにアイボリーとか茶系の優しい色を選びました。

だんだん壁が出来てます

2006-12-01 17:48:54 | 2期工事
蔵の入り口から撮りました。今日はこんな感じです。壁がちょっとずつ出来てきて廊下、脱衣場、浴室が仕切られてきました。こうやって入って行くのかぁ~っていうのが具体的になってきたというか。せま~くなってきたというか…。

この蔵のお風呂、松居さんは、どう見ても「蔵!」というお風呂にしたかったのだそうです。土壁や梁がそのまま見えるように出来ないかなぁと思っていたのですが、2階が客室という事もあって、音とか防水とか、まぁいろいろありましてそれはやめとこうという事になりました。それ以前に、蔵をそのまま活かした食事場にするという案があったんですが、そうするとお風呂の場所がなくなってしまうし…。今日も「ホントはねぇカウンターをここに置いて…」なんてブツブツ言っていましたがもう変更できませんよぉ。