ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン モクセイ科 素馨属 蔓性常緑低木 原産地中国南部)
葉は奇数羽状複葉で茎に対生、小葉は2、3対(5~7枚)、葉身は披針形。茎の先から花軸を分岐させ、集散花序状に筒状花をつける。
花は萼筒から長い花筒が出て花冠が5裂平開する。蕾は淡紅色をしているが、平開した花冠は純白~乳白色。花柱・柱頭は花冠から突き出て、雄蕊の葯は花筒の奥で花柱を挟むようにしている。
近くを通り過ぎるだけで強い芳香が漂う。素馨は花色が素(白)で良い馨がすることを意味する。日本では耐寒性のある本種が栽培される。
学名Jasminum polyanthum (ハゴロモジャスミン)
属名Jasminum Jasminum sambac (英Arabian jasmine) のアラビア語名yasmin(ヤスミン)
種小名polyanthus poly+anthus ギリシャ語 多+花= 多花の
ラテン語で言うとmulti+flosとなる。
ポリ、マルチ・・・ " 多い "の意を表す接頭語
マツリカ(茉莉花) 学名Jasminum sambac
yasminのサンスクリット語mallika 漢名茉莉花に由来。
茉莉花は花香が強く茶葉に着香させジャスミン茶(茉莉花茶)にされる。熱帯植物であり、日本では耐寒性の学名Jasminum polyanthumハゴロモジャスミンが栽培され花香が代用される。
ハゴロモジャスミン Jasminum polyanthum
アラビアンジャスミン Jasminum sambac 茉莉花
タガログ語Sunpa-kita 永遠の愛を誓う花期7~9月
ソケイ Jasminum grandiflorum 素馨
grandi-florum大きな-花インド原産 花期8~10月
以上3種は白花で花に強いジャスミンの香りがある
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オウバイ 黄梅 花期2,3月
Jasminum nudiflorum nudatus+flore 裸(無毛)-花
ウンナンオウバイ 雲南黄梅 花期3,4月
Jasminum mesnyi 英植物採集家William Mesny(1842-1919)
キソケイ 木素馨 花期5,6月
Jasminum humile var. revolutum humile 低木 revolutum 回旋(花被) 以上3種は黄花で花に香りが無い。
英植物採集家William Mesny(1842-1919)
英国生まれ。12歳で航海に出て1860年から死ぬまで60年間中国に定住、清国(1636~1912年)の軍事顧問に就くなど貢献した。









TOP (目次) 画像・文 塩城 忠