里山コスモスブログ

スギ(杉) 雄花と雌花と受粉滴


花期を迎えた雄花と雌花 






スギ (ヒノキ科 <旧スギ科> スギ属 常緑高木 雌雄同株 花期3,4月 球果成熟10,11月) 幹が真直ぐ高く伸び大木に成長する。樹皮は赤褐色で細く縦に剥がれる。葉は針形で先端が尖り枝に螺旋状につく。雄花は楕円形で枝先に群生しよく目立つ。雌花は球形で枝先に1個づつつき、緑色の鱗片に覆われ棘々している。大量につく雄花と違って雌花は数が少なく見つけ難い。花期になると雄花は黄褐色になり、鱗片の間が開いて花粉袋(葯)から黄白い花粉を放出する。雌花は鱗片が開き、受粉孔が開いて受粉滴を分泌する。飛散してきた花粉がこの受粉滴に付着すると、胚珠に導き入れられ受精する。球果は秋に褐色に成熟し、種子を散布した後も長い間枝についている。
スギの花芽分化時期は6月~8月。この時期の天候が少雨晴天高温だと雄花の花芽分化が促進されると言われている。その場合は翌年3,4月により多くのスギ花粉が放出される。


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