コマツナギ & トウコマツナギ
コマツナギ(駒繋ぎ マメ科 コマツナギ属 落葉低木 花期6,7月)
和名は馬繋ぎできるほど茎が丈夫なこと、あるいは馬が好んで食むことに由来。道端で地面を匍匐する在来種のコマツナギが見られる。
学名 Indigofera pseudotinctoria
属名 Indigofera indigo-fero 藍色+染料。
藍色はラテン語indicum、英語indigo
種小名 pseudotinctoria pseudo-tinctoria 疑似+タデ(タデに似た)
種小名 pseudotinctoria pseudo-tinctoria 疑似+タデ(タデに似た)
アイ/藍蓼(学名 Persicaria tinctoria) に似た。
トウコマツナギ
河原等では樹高3~4mに生長する立木性外来種のトウコマツナギ又はタチキコマツナギが見られる。両者の違いは判然としない。
葉は奇数羽状複葉が互生、小葉は3~6対。葉身は楕円形で葉先が丸い円頭、縁は全縁、側脈はやや不鮮明、葉の両面に点状に伏毛が密生。
葉はネムノキ等と同様に夜閉じる就眠運動が見られる。
葉腋から総状花序(短い花柄を持つ)を穂状に出し紅色の蝶形花をつける。旗弁1、翼弁2、竜骨弁2、雌蕊1、雄蕊10(9+1)。
昆虫が竜骨弁の上に乗ると中に収まっていた雄蕊と雌蕊が跳ね上がる。竜骨弁と翼弁は早期に脱落する。
果実(豆果/莢果)は秋に褐色に熟した後長く枝に残っている。
学名 Indigofera bungeana
種小名 bungeana ドイツの植物学者Alexander Bunge(1803-1890)。







TOP (目次) 画像・文 塩城 忠