世界で唯一、宇和島市津島町の山中だけに自生している
「トキワバイカツツジ」
1984年(昭和59年)に、世界でまだ確認されていないツツジの新種が
愛媛県北宇和郡津島町(当時)でみつかりました。
葉が常緑で宇和地方で発見されたことにちなみ、
和名を「トキワバイカツツジ」、
学名を「ロドデンドロン・ウワエンセ・ハラ・エト・ヤマナカ」と命名。

「本県の固有種で、生育地が1か所であるとともに、分布が極めて限定されている。
本種は園芸的な価値があるため、盗掘、採取による個体数の激減、
それに加えて遷移進行による光条件の悪化や自然災害による生育環境の悪化が
懸念される」
それによって、国(環境省)と愛媛県が「絶滅危惧種」に指定されているそうな。
この花を守り育てる活動をしている団体による、今日の
「トキワバイカツツジ観察会・森林ボランティア」に参加してきました。
清満公民館9時集合。
開会式など行われ。
令和8年に愛媛県にて行われる第76回全国植樹祭にて、3種の苗木のうちの1本は
この「トキワバイカツツジ」に決まっているそうで。
雅子様がお手植えされるとのこと。
今日は、各関係機関の方々も参加の、記念の集合写真も撮影されたのでした。

季節外れの寒気にみまわれ、な、なんと、今日の観察会の花の具合は・・・
一輪も開花しておらず、蕾だけということ。
しかたなく、鉢植えの花を
開会式後、すぐお隣の清満小学校に植えているというトキワバイカツツジを見に。

5年前から育てた苗木を卒業記念に植えているそう。

4本の木が植わってました。
葉の色が健康的ではない様子。
光が大切らしく、光不足もだめだし、西日もよくないらしい。
そんなことで、今日の森林ボランティアは、現地の環境整備のためらしい。
公民館駐車場に戻って、観察会のみ参加、観察会後のボランティアも参加組に分かれます。
28期メンバーは、ボランティアも参加。
28期、9名は花ちゃん号、とこみち号に分乗して関係者の車の後について出発。
はやり、大変な道路でしたが・・関係者の車は慣れたものでそこそこのスピードで。
ついに見えなくなるまでに・・・
で、分かれ道のところで、迷ってしまって。まっすぐいくのか、左折するのか・・?
後続車の数台も道を知らない参加者たち。
後ろには関係者の車もおらず、携帯の電波もない。
ここで、参加者たちちょっとキレル・・。
そんなことがありながら、なんとか到着。
ここでも挨拶と説明。
写真を撮ってもかまいません、SNSにあげてもかまいません。
しかし、場所が推測できるようなものを入れての写真はご遠慮ください。
絶滅危惧種に指定されたこの「トキワバイカツツジ」
手を打ってるようで・・盗掘、採取をした場合、100万円以下の罰金または
〇年かの禁固刑ということが決まっております。

つぼみしか見られませんでしたが、可憐な蕾。


トキワバイカツツジにはピンクのリボンと番号札が取り付けられてます。
それは、かなりたくさん見られました。
しかし、自然のままですので、環境によってはすぐ枯れてしまうものも。
この場所には6,000本くらいの木があるらしいです。
おや・・6,000本も? しかし、それは、世界で6,000本でしかないわけです。
観察会後、解散組を送り、お昼ご飯。
河原の方に降りて日陰で。

本日の28期
栗木くん・かぁさん・花ちゃん・でこちゃん・石口くん
島田くん・是澤くん・徳永くん・やなこ


この日のために?宇和島の「菓子舗こうの」さんの和菓子。
受付でいただきました。トキワバイカツツジの細かなところまで表現されてます。
食後にいただきました。
植樹祭の時に、雅子様に献上したいと考えているようです。

トキワバイカツツジの花を見ることはできなかったけど、
銀竜草!!

こっちのは、まだ開いてない

大好きな山シャクヤクも!
うんうん。これでいいかな。

13時から、森林ボランティア。
まず、ヘルメット着用にそこそこの時間がかかったけど
そして山の方へ。結構な傾斜の・・・・
トキワバイカツツジは、みなさん見分けがつきます!!
それを切っちゃ~いけませんが・・。
邪魔になってる枝木をのこぎりで切っていきます。


私も5本くらい切りました。なんか、これが、気持ちいい

宇和島東高校生物部の女子たち。2年生というから77期。
顧問の先生も生徒たちも何期という感覚はないみたいです。
「私ら28期なんよ~」とおばさんは言う。

そうして、ま、なんとかちょびっとだけ森林ボランティアを完遂し解散。
今日は、勉強になったし、いい体験をさせてもらいました。
関係者の皆様ありがとうございました。