こんなことになるとは、さっきまで、ガツガツ食べてたペルには、予想できるわけなかった。
木曜日、我が家はペル父、母ともに休みということで、久々に街に出かけ
おみやげに団子を買って帰ったのであった。
いつものことでまず、お仏壇にお供えした。
すぐ下げるつもりで、ペルの届く場所に置いてしまった。
ちょっとの間・・・だったと思う
見に行くと、ペルがいたので、あ!と思ったらもうなかった。
前にもお供えのまんじゅうを食べたことはあった。
でも今回の団子は、串付だった・・・
串は何処を探してもない!
ペルが串から団子だけ取って食べられるわけがない!
一気に丸呑みしたんだ・・・
一瞬に青ざめた。
いつもの獣医さんに電話するが、木曜は休診である。
救急で見てくれる病院をネットで捜し、一番近くの病院に連絡して
すぐに行った。はじめていく病院だった。
とにかく、吐いてくれたらと、嘔吐する薬を点滴されたが、
ほとんど空っぽで胃液と団子が2個出ただけ。
串の長さは13センチ。団子は5個付だった。
レントゲンでは竹串は写らないとのことで、お腹にあることは確認できないのだが、
状況から絶対飲み込んでいると思われた。
一度帰って、お腹にいっぱい御飯を食べてから様子を見ようと言うことで、
家に帰って、ペルは何事もなかったようにガツガツいつもより多い目の夕飯を平らげた。
しかし待っても吐く気配もないので、再び病院へ。
もう一回嘔吐点滴をしてもらい、全部吐いたが串はない・・・
先生は、串があるのかないのか解らない状態で手術をするのはどうかとも思っていたようすだったが、
あとで、部屋の隅から出てきたという例もあるらしかった。
でも、串は絶対お腹にあると私らには確信できた。
こうなったら、お腹を開くしかない。
胃の中にあるうちに。
で、次の日に手術をすることになった。
ペルはそれまで絶食。
お水は飲んでいいということだった。
手には点滴のための器具が付けられて包帯を巻いたまま。
おなか空いてるはずなのになんにも言わずに寝てくれた。
次の日、10時前に連れて行く。
お腹を開いて胃袋を触れば中に何かあれば解るらしい。
たぶん串には出て来なかったまん中の3個の団子が串に刺さったままだろうということで、
もしそのままなら、胃壁を少し切らないと出せません。
でも、串だけなら串が通るだけの穴を開けたら出せます。
そのほうが、負担も少なく、早く食べられるようになるんだけど、
団子が残ってたら、切って出すので、3日は入院、絶食することになると言うことでした。
写らないだろけど、レントゲンも撮ってもらい、血液検査もして、どこも悪いところはなく、体力も問題なし。
オスはメスよりちょっとお腹の皮が固いらしい。
昼から手術ということでした。無事を祈りながら仕事に行く。
手術の結果は携帯にしてもらった。
1時20分に先生から連絡をいただき、無事竹串を取り出せました。と。
団子は溶けて無くなっていたので串だけ切らずに出せたと言うことです。
嬉しくて泣きました。
本当に、ありがとうございました。
最善の処置をしていただけたことに深く感謝しています。
みんなに報告しひと安心。
一泊して、今日の午後まで点滴ということで顔見たかったけど、
飼い主に会うと帰りたくなるし、安静にした方がよいと言うことで・・・
今日夕方5時にはお迎えに行ってきます。
初めてペルのいない夜を過ごし、ペルのいない朝を迎え、ペルのいない昼である。
静かだ・・・・常に傍らにいるものがいないというのは淋しいものだ。
ペルはこんな苦しい目にあわせた私を許してくれるだろうか・・・
本当にゴメン!!