毛利甚八 写真日記 旅する天体

作家・毛利甚八が、ニコンD600とオリンパスペンを手に、あの町この村、あの川この海をパチリと撮って、ぽつりとつぶやく。

毛利甚八 写真日記 オリンパスペンと旅する 第8回 筑後川をいく

2011年10月08日 01時48分57秒 | 旅行
 九月の末、川辺川に行くことになった。
 球磨郡相良村で大掛かりな川のイベントがあるから、歌を歌いに来てほしいとのこと。

 どうせ熊本に行くなら、川辺川の写真も撮りたいし、途中の川の写真も撮ってみたい。
 日田を経由して、筑後川を見てみようと思った。
 午後一時ころに出発して、二時間後に日田市内に着く。
 川が見えたので写真を撮り始める。オリンパスペンにニッコール180mmをつけて撮影を始めるが、360mm相当の画角で視野がせまいため、構図がなかなか決まらない。苦労しているうちに、それは筑後川ではなく、手前の支流だと気がついた。

 ようやく筑後川の本流が見える場所につき、撮ったのが下の写真。


Aiニッコール20mm F2.8 絞り11 絞り優先AE

 前後にまだ二枚あって、DTPソフトで合成し、パノラマにつなぐことを考えている。

 筑後川沿いに久留米に向かって国道を走ると、途中につぶれたレストランやホテルがあらわれる。
 日田市と浮羽の境目はどこか怪談の舞台になりそうな寂れた空間が広がる。
 そのあたりはダム湖の上流部なのか、筑後川は深くゆったりとした流れになっている。

 ダムが見えたので川辺を目指して車を乗り入れる。果物畑の細い農道を進んでいくと川べりに出た。そこで会ったのが、散歩中の「らん」という犬。柴犬のメスだそうだ。


ズイコー17mm F2.8 絞り8 絞り優先AE

 その後、夜明ダムへ移動して、この写真を含めたパノラマ撮影をした。


Aiニッコール20mm F2.8 絞り11 絞り優先AE

 パノラマ撮影にニッコールを使っているのは、マニュアルレンズのほうが絞りや距離を設定しやすいから。

 道の駅うきはは高台にあり、田園地帯を一望できる。そこでパノラマと雲の写真を撮っていると薄暗くなってきた。

 九州自動車道久留米ICに向かって走っていると、ラーメンの看板が目に飛び込んできた。
 チェーン店とは違う、落ち着いた店がまえである。
 そこで食べたのが、これ。たしか400円だ。

 
ズイコー17mm F2.8 絞り4 絞り優先AE

 おいしかった。麺がつるっとしていました。
 仕事の後、地元の人が集まってきてビールを飲み、ラーメンを食べる。
 そんな温かい場所だ。
 田主丸の「えびすや」という店です。

 ラーメンで疲れをいやし、高速道路で人吉ICに向かうため久留米に向かった。

 次回は川辺川編です。