映画『シュレック』の制作陣は、これまでのアニメーション映画とは異なる、モダンさとユニークさを兼ね備えた作品を目指しました。ちなみに、制作時に参考にしたのは、当時大いに流行していたコミカルなカートゥーン作品です。プリンセス作品のような荘厳さとミュージカルの世界とは対照的に、シュールなキャラクターや台詞まわしで物語を展開していきました。その結果、映画『シュレック』は革新的な映画として評価され、大成功をおさめたのです。その後、『シュレック』を模倣して数々のコンピューターアニメーション映画がパロディなどのユーモアを取り入れましたが、どれもシュレックに及ぶことはありませんでした。また、シュレックは2020年に「文化的、歴史的、美学的に重要」と認められ、アメリカ議会図書館のアメリカ国立フィルム登録簿に保存されているんですよ。
