潮ひかる/雑感

演劇(舞台)の技術や知識・公演案内や観劇レビュー

やり過ぎることの大切さ

2012-01-21 20:18:14 | 演技技術
頼母しき求縁の稽古をしてきました。

本番はもうおおずめ。
今月末が本番になります。


一応、これで行こう。と演出の小西さんからは言われていますが、
自分は全然できている感じがしない。


なぜか。


頼母しき求縁はアクトではめずらしいコメディとして作っています。
俺の役はメインの役ではないので、作品としてはサポート役に回ります。
しかし、その数少ない台詞の中で、いかに面白くできるか、が今回のポイント。

今回はいつものアクトの静かなスタイルではなく、とことんやり過ぎなければなりません。そうしないと中途半端な作品に仕上がってしまいます。

でも、

やり過ぎる分には自分は精神的に抵抗があまりないので問題ないのですが、それを面白くするという作業がこれまた難しい。普通にやるところとやり過ぎるところと、強弱が必要なんです。呼吸ですね、お客様と自分の。でもそれだけじゃなく舞台をダラッとさせないための、緊張感も利用しないといけません。台詞は明瞭に。抑揚に気をつけて。あくまで自然に変な人物を演じる。



できるのか?そんなこと…できてなくて不納得なんです。


笑いには技術が必要なんだなとしみじみ思います。


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