時々
本日午後
2階の自室でのんべんだらりとくつろいでいたら
父が上がってきて
「ちょっとこれから出かけてくるな。帰りに鰻を買ってくるぞ」
と云って来た。
あっそうか、今日は土用の丑の日だったんだ
わ~い と喜んで、それだったら、と
夕飯の他のメニューを考えて待つことにしました。
それから数時間後
私はベッドに寝っころがってを読んでいたつもりが
いつのまにか、うとうと眠ってしまっていたようで…
階下から漂って来たなにやら香ばしい匂いにつられて
目がさめました
ん でもまてよ
この匂いは鰻の蒲焼の匂いとは違うぞ
不思議に思って、階下におりてみると父は入浴中だったので
キッチンを覗いてみた。
でもやはり、鰻はどこにも見当たらない
でも何か魚を焼いたような香ばしい匂いは
家中に漂っている。
だから、グリルの中を確かめて見たんです
そこに美味しそうに焼けていたモノは、なんと
鮎の塩焼でした
あれ~ 確か父は『鰻を買ってくる』と云ったよな~・・・
なんでかなぁ~… と、思いつつも
他のおかずを作りながら夕飯の用意をしていたら
父がお風呂からでてきたので『鰻はぁ~?』と、聞いてみた。
すると、
「高かったのでやめた」 と一言
はいぃ~ なんですとぉ~
父上殿ぉ~そんな事、はじめからわかってる
事じゃぁないですかぁ~
娘はあなたの言葉を信じて待っていたんですぞぉぉぉ
と、云うワケで
本日は鰻を喰いっぱぐれてしまいました
まっ、いっか
今年はもう一回、土用の丑の日があるからな