うれし荘へ、ようこそ♪

“旅するはらっぱ http://www.milmil.cc/user/tabibito/”の、小さな Homeです。

◆23日(土)創エネイベント後の、ご報告。

2011-04-24 | 本日のNEWS
●昨日(23日・土)の創エネイベント
「つくろう自然エネルギー!ひらこう自分エネルギー!」
にご参加くださった皆様、どうもありがとうございました!

太陽光活用師匠の早川さんにも駆けつけていただき、
被災地支援報告をしてくださった上川和尚
伊勢祥延さんの全面的なご協力のもと、
おかげさまで無事、中身の濃い、
実りある時間がシェアできました。

初対面の方々も多く、
HBCのTV取材スタッフ
(伊勢さんの取材でした)をはじめ、
計40名くらい参加してくださり、集まった募金合計は、

・入場料¥37000 
(取材の人々からも、もらえばよかった~! >o<)
・みなさんが持ち寄ってくださった食品や雑貨のチャリティ品売上 ¥8025

そこから会場費¥5500を引いた、計¥39525を、
会場で告知のあった、上川さん・伊勢さんの支援活動の新プロジェクト、
「青空喫茶@岩手県大船渡市」に使っていただくことにしました。
ご協力、ほんとうにありがとうございました!!!

「青空喫茶@岩手県大船渡市」は、
「NPO法人・ねおす」のみなさんが
遠野で始めていた「青空喫茶」にヒントを得たもので、

その意義と効果を実感した上川さんと伊勢さんの、
「今回訪問した支援地の中でも
 特にご縁が深まった大船渡市で青空喫茶をやりたい」

という気持ちに基づき、

被災したみなさんや、支援者の皆さんが集まって、
お茶やお菓子を囲みながら和み、
情報や、気持ちや、支援物資を交し合える場としてつくる、
という趣旨。

今回の募金は、そこで提供する飲食品代に
させていただくことにしました。

●今日、恵子ちゃん
(上川和尚の奥さん)といろいろお話しして、
その飲食品は、コンビニ系のお菓子や飲料などではなく、
北海道の人々の心が伝わり、体にも良く、
おやつにも、ごはんにもなるものにしよう!
ということになり、

・放射能の排毒にも役立つと言われていて、
 スナックにも、ごはんにもなる 「無農薬玄米を使った炒り玄米」

・恵子ちゃんが東城百合子さんのレシピで作って
 愛食しているという
「ごぼう味噌」
(体の不調が治るそうです)や、手作り梅干
 (どちらも、お湯を注げばスープのようになる)、

などなど、私たちが直接交流のある無農薬・減農薬農家さんたちの作物を
原料にして、私たちや、支援に参加したい人々で手作りした、
体と心にいい保存食にしよう!
ということで意見が一致しました。

みんなの募金で、そのような食材・食品を買い、現地で交流喫茶が開けたら、
素晴らしいダイレクト支援となり、支援する側も、される側も、
双方が元気になれる気がします。

●上川さんは、早川さんの知恵を得て、
今、被災地で使う太陽光発電の機材も準備中なので、
それが整った5~6月に、このプロジェクトをやりに、
再び大船渡へ行くことになりそうです。

その際、飲食品のほかに、北海道の人々からの直筆メッセージを書いた
コースターを用意しようか、という話も出ました。

(喫茶店の備品ですね。笑)

これは、廃材のダンボールやお菓子の厚紙などを利用したらエコだし、
「愛の直筆メッセージつき・廃材リメイクコースター」なんて、
すごくいいな~!とワクワクしています。

気に入ったら使ったものを持って帰ってもらってもいいし、
返信をいただけたりしたら、まさに“アナログツイッター”!
“ヒトコト文通”にもなりますね!(笑)

彼らが再び行く際には、そんな心のこもった支援物資で
車をいっぱいにして行ってもらえたらいいな~と思っています。
協力するよ!という方は、コメントか、メールくださいませ~!

(メールは、「旅するはらっぱ」の置き手紙コーナーからお送りください)


●それから、実は、
そこへ一緒に行ってくれる女性が見つかっていないそうです。

「喫茶」には、女性がいた方がみんな来やすいし、
お茶やおやつを出すのに慣れていて、
一緒に行ってくれる「青空喫茶」の看板女性を募集中とのことです。

ただ、岩手も原発事故現場から遠くはないし、
被災地支援は、衣食住を自己完結できる状態で行く必要があるので、
かなり覚悟の要ることですが、とりあえず発信します。ご検討ください。

(私も考え中ですが…)


●昨日の会では、「みんなでトーク」という時間も設けたのですが、
そのとき、脱原発活動仲間の友人が、原発に関する内部被曝についてなど、
とても大事なことを発言してくれました。

この発言のおかげで、原発の危険を知りつつも
小さな子どもを連れて被災地支援に行こうとしていた上川ファミリーは、
昨夜夫婦で再び話し合って考えを改め、
母子の被災地行きをやめたとのこと。

心にある気持ちをきちんと伝えることの大切さを、
あらためて見せてもらった気がします。
ありがとう…!(涙)


●印象的なお話、ご意見が、たくさんたくさん出た会でしたが、
その一部として、イラストレーターの やまふじままこさんが、
ご自身のブログに感想を書いてくださいましたので、ご紹介します。

ままこさんのHP 「ままこおんせん」も、とてもステキ。
特に「マンガのへや」には泣かされ、心が潤い、
大切なものを思い出さされました
(感涙)。

●実は、上川和尚は、最初は
マスコミ情報にモンモンとするばかりで、
自分が被災地に行くつもりは、全くなかったんだそうです。

でも、奥さんに、けしかけられたんですって(笑)
「ここでそんな気持ちでウツウツとしているより、
 現場に行って支援した方がいいんじゃない?」と。

本当は、奥さん自身が、そうしたかったんですね。
だけどお子さんもまだ小さいし、原発被害も考えると、
それはとてもムリだった。

でも、そんな奥さんの気持ちが、
夫であり、僧侶である、和尚さんの心に火をつけたんだな、
とわかりました。夫婦って、素晴らしいですね。

その和尚さんが、これまで一緒に海外の支援活動をしてきた
伊勢さんに「現場に行く」と報告したことで、
やはり被災地情報をマスコミから知るだけでモンモンとしていた
伊勢さんも「僕も連れてってください」ということになり、

自己完結できる衣食の準備と(「住」は車中泊覚悟で)、
とりあえずの支援物資を車に積み込み、
「現場を知らずして、本当の支援はできない」という気持ちで、
2人は、つてもない、未知の被災地に向かって、
地図とカーナビを頼りに、とにかく出発したそうです。

●写真家で、美容師でもある、伊勢さんは、
これまで海外の貧しい人々・傷ついた人々の
取材・広報・支援活動を
上川さんとともにやってきていましたが、

今回は、自分の母国で未曾有の災害が発生。
衝撃を受けつつも、
初の自国現場取材・広報・支援活動をしたとのこと。

そこで出会った人々は、海外で取材した人々と
同じたくましさ、優しさ、笑顔、目の輝き…
を持っていたそうです。

そのコメント通り、伊勢さんの写真には、
私が、戦地パレスチナで見た以上に、
何もかもが破壊され尽くした風景の中に、
とてもイキイキした目ヂカラと存在感の人々の、
笑顔や凛とした表情が写っていました。

●以下、お二人のお話の一部です。

◆岩手県に行くことにしたのは、自分たちもメンバーである、
お坊さんの平和づくりネットワーク四方僧伽の活動者が
まだ誰も支援に入っていなかったからと、
(ガソリン満タンで往復できる範囲ではなかったから)と、
今回の被災地の中で、北海道から行くのに一番近かったから。

(念のために明記しておきますが、
 「旅するはらっぱ(=はらみづほ)」は、
 すべての神様・仏様は結局一つだと思っていて、
 どこのどんな宗教団体にも組みしていません)

◆大船渡には地域住民の信頼を集める素晴らしいリーダーがいて、
その人の的確な判断に基づいてみんなが協力し合い、
すべてを失っても、自分たちの知恵と工夫でイキイキと生きていた。
(写真もありました)

◆水道が使えないので、倒壊した家々の瓦礫の中から
みんなでホースをかき集め、それをつないで
山の沢から水を引いていた。(写真も)

◆瓦礫の中から薪代わりになるものをみんなで集め、
暖房・料理に使っていた。

◆倒壊した家々の冷蔵庫から食料をかき集めてきて、
それらをみんなで分け合って食べていた。

◆リーダーは、「最初に冷蔵庫のものをかき集め、
それを食べ尽くしたあとで冷凍庫を開けよう」と
呼びかけ、それが実行されていたから、
みんな生き延びられた。

◆みんなの家の冷蔵・冷凍庫には、
珍しいもの・高級な肉なども保存されていたりして、
返って太った、という話が出て、みんなで爆笑し合った。

◆家も家族も失った人々が、「遠くからよく来てくれた」と
初対面の自分たちを迎え入れてくれ、倒壊をまぬがれた3軒に
身を寄せ合って30人ずつ寝泊りしていたにもかかわらず、
自分たちにも寝る場所を与えてくれた。
その人たちと、キャンドルで語り合った。(映像も)

◆美容師として髪を切ったら「必ず恩返しをするから」と
みんなに何度も何度も感謝された。

◆支援に行ったはずの自分たちの方が、
たくましく優しい被災者の人々の姿と言葉に励まされ、
逆に力をもらった。

◆みんな、愚痴も泣き言も言わず、元気。笑顔。
ひたすら感謝してくれる。

髪を切っているうちに、
他愛もない話をしているうちに、
やっとポツポツと、
津波に襲われた時のこと、
怖かった気持ち、
家族を失ったこと…
など、壮絶な体験や気持ちを話し出してくれた。

◆「今日は誕生日だから髪切れて嬉しかった」と、
「ほんとうにありがとう。必ず恩返しするからね」と、
みんなが手を握って、
何度も何度もありがとうと言ってくれた。

◆家も娘夫婦も失ったおじさんが、
「女にモテるようにしてくれ」と
冗談を言って髪を切りに来てくれた。

◆支援に行った自分たちの方が、
被災した人々に癒され、元気をもらった。

…などなど…でした。
映像はDVDになっていて、
\1000でチャリティ販売もしているそうです。
(欲しい方は、上川和尚まで)


●最後に……

・上川ご夫妻、伊勢さん、早川師匠、
・自然エネルギーグッズを持参して場を盛り上げてくださった、
(有)三素の家次さん、
・結局受付などをすっかりお手伝いしてくださった、
双子屋食堂の、ひろこさん

(チャリティ差し入れのおにぎりも、超美味しかったです!感謝!)
オリジナルポストカードなどを
チャリティ販売してくださった、やまふじままこさん、
・娘さんとご一緒に参加し、お手製のクッキーとケーキを
チャリティ販売してくださった、Tさん、
・とびきり美味しいヒヨコマメのスイーツを差し入れてくださった、Yさん

(容器、私が保管しています!)、
・そして、会に参加してくださり、
ご意見を聴かせてくださり、
一緒に会を作ってくださった参加者お一人お一人に、
心から感謝します
(涙)。

ほんとうにありがとうございました。
今後とも、どうぞよろしくお願いします!


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