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◆放射性物質に負けないための考察 ①

2011-05-18 | 本日のNEWS
うれし荘へようこそ。
今日も、お元気ですか?

いろいろあって更新が遅くなり、
すみません。

3・11以来ずっと、

・なぜ震災が起こったのか
・なぜ原発事故が起こったのか
・ここから何を学び、どうしていけばいいのか

を、様々な情報を受け取りながら、
私なりに考え続けてきました。

それぞれの分野における 「なぜ」 の物理的理由は、
それぞれの筋の専門家の方々が各々の研究をもとに
各メディアで発表してくれていますし、
それをめぐる様々な意見も、
何が何だかわからなくなるほどあふれています。

それらの中からピンときた情報を受け取り、
今わかる限りの事実を知った上でもなお、
私には、もっと根本的なところから湧き上がってくる
自分の「なぜ」への答えが見出せなくて、
日々考え続けていました。

そしてやっと、一昨日の夜、
一つの答えを授かりました。

●私が一番知りたかったことは、
「放射能の被害を、どうやったら回避できるのか」
ということでした。

主に、細胞分裂が速く毒の回りも速いとされている、
胎児、乳児、成長期の子どもたち、若者たち、
また、いつか子どもを生むであろう人々について、

彼らをどうしたら守れるのかを、
本当に知りたかった。

それを知って、みんなにも知らせ、彼らを守ることが、
原発をなくせなかった私たち大人の責任であり、
人類の未来のために、今、まっ先に
やらねばならないことだと思うからです。


私は原発の専門家でも、医師でもないし、
専門的なこと、難しいことは、わかりません。

それでも、自分の今まで生きてきた経験と、
これまでに得た様々な情報を考え合わせながら、
「どうしたら子どもたちを守れるか」を、
ずっと自問し続けていました。

以下は、そんな私が至った、
現段階での、ひとつの答えです。

あなたの考えを持つ上での
参考にしていただけたら、幸いです。


●今、最も懸念されていることであり、
みんなが一番関心を寄せていることは、

「放射性物質を取り込んでしまうことによって、
 ガンなどの病気になり、やがて死んでしまうのではないか。
 そうならないためには、どうしたらいいか」

ということだと思います。

なので、まず、このことの根本である
「病気」について見つめてみました。

●結論から言うと、原因が放射性物質であれ、何であれ、
その行き着く先が「病気」への不安なのだとしたら、
「病気にならないために必要なこと」
「病気を治すために必要なこと」
を、
あらゆるカタチで実行すればいい、
というのが、私の答えです。


では、
「病気にならないために必要なこと」 とは、
どんなことなのか。

それは、ひとことで言うと
「物理的にも精神的にもストレスのない生活」であり、
それを噛み砕いて言うと、
「自分にとって不自然さのない生活」
つまり、
「(自分の心身にとって)自然に即した生活をすること」
だと思います。

なぜなら、それが最も、
その人の心身にとって「リラックスした安らぎの状態」であり、
それこそが
「その人の生まれ持った人間力・自分力を、
 思う存分発揮できる環境」

のベースになるからです。

以下にそのために必要な要素を、具体的に書きますね。
長いですが、根気よく読んでいただければ幸いです。

いくつかの項目に分けて記します。
まず今回は、その1、です。

《病気にならないため・病気を治すために必要なこと》
(私が2年前病気だった時、自然治療家の方から
 教わった情報や、実体験などに基づくものです)

●1:物理的ストレスの除去と、基礎体力アップ。

①「食」について。

◆心身に良い自然食・発酵食・日本の伝統食を、
 “よく噛んで”食べる。


 「心身に良い」 というのは、
 いただくときに自然と感謝が生まれてくるようなもの、
 その食品・食事が自分のもとに届くまでの道のりを辿ることができ、
 それに関わってくれた自然界や人々からの愛を
 ちゃんと感じて食せるもの、という意味です。

 そういうものは、ちゃんとエネルギーになってくれる。
 また、ちゃんとエネルギーになってくれるような食べ方
 (ゆっくり、味わって、噛み締める) も大切だと思います。

◆その際、子どもや若者たち(40歳以下の人々)には、
 できる限り、3・11前に作られた作物や食品

 (米・粉・豆・海藻類・調味料など)を優先的に食べさせる。

 大人は自分たちの責任において、
 子どもたちにそれを譲るようにする。

 お店にも、そういうコーナーができるといいな、と思います。
 大人たちの責任で選んだ、
 子どもたちの命を守るための食品コーナーが。

◆「陰」の性質を持つ放射性物質とバランスできるよう、
 「陽」の性質を持つ食物(発酵食など)を多く摂る。


《放射性物質の除去に役立つと言われている食品例》
(否定論もあり、様々な説があるようですが、
 私は以下の食品は、自分の体験から、
 基礎体力づくりや、解毒に役立つと実感しています)

・自然塩
 以前、ご実家が医師の家系の自然ガイドの方から、

 「塩水は電気を通し、砂糖水は電気を通さない。
  これは、塩分は体内の電気信号を円滑にし、
  逆に、糖分は体内の電気信号を断絶してしまうことに
  つながると考えられる」

 
 と聞き、深く納得したことがありました。
 
 この場合の塩は、精製したものではなくて、
 海水塩のことです。

 なぜなら、「生命はもともと海から誕生したものであり、
 人類の先祖である爬虫類は海から陸に上がるとき、
 必要不可欠だった海水を体内に巻き込んで陸で生きられる体に進化した」
 と、その自然ガイドの方が話してくださり、

 “海”が母なるものであり、海水塩が
 “人体の電気信号を円滑にするもの”である理由に
  直結すると感じたからです。

 北海道産の海水塩もあるので、各地のこだわり塩を試して、
 お気に入りを見つけるといいと思います。

 ただし、3・11以降につくられた海の塩は
 特に子どもには、与えないようにしてください。
 子どもたちにはくれぐれも、
 3・11前の備蓄品をおススメします。


・自然素材の味噌
 なんといっても、自家製手前味噌がおススメ。
 一度自分で作ったら、美味しくて買えなくなりますよ。
 その際はぜひ、無農薬・無化学肥料の
 大豆や麹を使ってくださいね。

 農薬・化学肥料は、戦争時の爆弾や薬物兵器の転用なので、
 放射性物質に負けないくらい、
 心身にストレスを与えるものだと、私は判断しています。

・自然醸造の醤油
 自然食品店で、相談して買うといいと思います。
 私はゴミを最小限にし、かつ割安にするために、
 年2回くらい一升瓶で買い、愛用しています。

・自然塩で漬けた梅干・漬物
 これも、自家製に越したことはありません。
 添加物も必要ないし、格別に美味しいですよ。
 
 高度の放射性物質が検出されてしまった土地でなければ、
 梅や、野菜も、自家製や地産のものにできたら最高ですね。

 (地元が、上記の検出があった土地の場合は、
  他の土地の作物で作ってくださいね)

・無農薬玄米
 胚芽に放射性物質が溜まる、という話も聴きましたが、
 玄米は基本的に解毒に役立つので、
 3・11前に収穫した無農薬玄米を美味しく炊いて、
 子どもに食べさせると良いのではないかと思います。

 白米に混ぜたり、5分づきくらいに精米すると、
 子どもでも食べやすいはずです。

 厳密なマクロビなどだと、圧力鍋は使わず、
 土鍋で炊くそうですが、圧力鍋で炊くと簡単で
 モチモチおいしく炊けるので、私はそうしています。

・黒炒り玄米茶
 これは陽性が非常に高いので、あまり濃厚なものを
 多く飲みすぎるのは良くないそうです。
 飲みながら体と相談、ですね。

 時間をかけて炒れば自分でも作れますが、
 下記で買うと手軽です(2年前の情報ですが)。

 「命の糧 ほんものや」330g ¥1500
 埼玉県蓮田市:電話…048-768-5423


 ほんの少量で多量のお茶が作れるのでお得です。
 私は病気の時、直接電話注文して取り寄せ、
 愛飲していました。玄米は、もちろん無農薬です。
 
 電話に出てくださったのが店主の方だったので、
 注文時に作り方などを尋ね少しお話しましたが、
 実直で信頼できる方だな、という印象でした。

 以前ご自身が体を壊された時に黒炒り玄米と出逢い、
 研究を重ねて、ご自身で製造販売するように
 なられたそうです。

・小豆の煮汁+自然塩

 病気の時、朝・昼・晩の1日3回、
 無農薬小豆・大さじ1を100ccの水で煮て、
 その煮汁に自然塩少々を入れて飲むよう言われ、
 3ヶ月間実行しました。
 
 (小豆は朝煮出したものを、昼と夜もそのまま使いました)

 これも、おいしくて体が温まり、
 心身に安らぎが広がるホットドリンクでした。
 基礎体温を上げ、利尿作用を促す効果があるようです。

(参考書:「自然療法」東城百合子著 や、
      マクロビオティックに関する書物など)


◆できるだけ食べない方がいいもの

 ・白い砂糖

 「陰」の力が強く、
 徹底的に精製・加工してあるので不自然。
 今は巷で販売されているあらゆる加工品に入っているので、
 要注意。その意味でも、手作り食品が一番安全ですね。

 ・化学的な食品添加物
 ・化学物質がたっぷり使われている加工食品

  これらに慣れてきた人にとっては、
  これらを制限することが精神的なストレスになる、
  という側面があると思いますが、

  自覚がなかったとしても、体にとっては明らかに、
  ずっとストレスであり続けてきたはずなので、
  健康でいたいなら、少しずつでも減らしていき、

  代わりに質の高い本物の味を食べる割合を増やしていけば、
  やがて本当のおいしさが分かり、
  自ずと自然食にシフトできると思います。


  上記の食品に代表されるような、
 「命のない食べもの(不自然な加工品)」
  は、摂らないようにすることが大切だと、
  有名な小児科医の真弓定夫先生
  おっしゃっていました。

  (この真弓先生のリンク情報、必読です!
   真弓先生の紹介を探していてたまたま見つけたブログですが、

   真弓先生への、原発震災後の対処についての直撃インタビューで、
   本質的・根本的な内容に、私の考えは間違っていなかった!と
   自信が湧き、心がクリアになりました。

   アップして下さった「自然育児友の会」さんに感謝します。
   画面の立ち上がりに少し時間がかかりますが、
   しばらく待っても読む価値のある内容です)



 空気や水を通して、
 ただでさえ不自然な物質(放射性物質)を
 以前より多量に取り込んでいる可能性が高い今、

 それ以上の不自然物は、なるべく摂らないようにすることが
 病気を避ける現実策の一つ。
 
 この原発事故を根本的・総体的に見つめたとき、
 私はそう考えずにはいられなくなりました。

 ちなみに、私にアドバイスをしてくれた自然治療家の方は、

 「基礎体力が付き、免疫力も高まり、
  健康な体のベースが整ったら、
  自然食以外のものを少々食べても大丈夫。
  要は、しっかりした基本の健康体を作ることが大切」

 と言いました。実践してみた実感としても、
 本当にそうだな、と思っています。


②「住」のストレスをなくす。

◆実は「住環境」には、
 「食」以上に気をつけるべきことがあります。
 
 それは、寝ている間はもちろんのこと、
 住居や仕事場で呼吸している空気が、
 壁材や建材によって、人体にとって不自然な
 化学物質で汚染されている場合が多いからです。

 「食べもの」と「呼吸する空気」は、
 2:8の割合で空気の方が多く、


 化学物質が多用されているビニールクロスの壁、
 防腐剤・接着剤が多用されている合板・輸入木材
 などをはじめとする建材は、すでに室内の空気を
 不自然に汚染していると考えられます。

 多かれ少なかれ放射性物質の汚染に
 対応していかなくてはならない今、

 もうこれ以上、そのような不自然物は、
 つくらない・使わないよう、各自がまず身の回りのものから
 「自然」に戻していくことが必要だと、私は思います。

◆確かに、放射性物質と、建材に使われている化学物質とは、
 まったく別物だろうし、性質も違うでしょうけれど、
 どちらも人体に対して不自然である点においては、
 同じことだと私は思います。

 そして、実際、このような住宅・建築物が増え、
 化学物質が多用された衣・食・住の環境が激増したことと、
 ガンなどの病気の激増は、比例しています。


 「病の原因は、放射性物質だけではない」
 という事実を冷静に見つめ、
 生活の様々な部分を修正していくことが、
 病気の原因をなくしていくために一人一人にできる
 確実な方法ではないかと、私は考えています。 

◆「ストレスをなくし、基礎体力をつけておく」
 という意味において、
 今できることを少しでも実行するのであれば、
 
 放射能を除去する手立てが明確にわからない今、
 除去する手立てが見つかっている他の部分で、
 少しでも「不自然さ」を取り除き、
 心身へのストレスを軽減することが、
 必要最低限の策だと、私は考えます。

◆ちなみに、珪藻土をはじめとする自然素材の壁は、
 今ある壁に自分で上塗りすることも可能で、
 最も手軽に住環境を大きく改善する方法だと思います。


 自由に加工できる持ち家の方は、
 すぐにでも実行できますね。

 私は、以前、珪藻土を自分たちで塗った家に住んでいましたし、
 今はエコハウスの取材で自然素材の家に行くことも多いのですが、
 現在住んでいる賃貸マンションを含め、
 ビニールクロスなどの家・部屋とは、
 明らかに心地よさが違うことを体感しています。

 珪藻土は、土と藻の植物繊維が混ざった壁材で、
 調湿効果や、防カビ効果があり、匂いや化学物質も吸い込み、
 窓を開ければ、それらを換気することができる。

 珪藻土の壁にするということは、
 呼吸する自然空間に包まれる、ということなので、
 変な化学臭もなくなるし、その中にいると体がラクで、
 とても気持ちがいいのです。

 取材で訪れるエコハウスは、壁が珪藻土なだけでなく、
 床も天井も建材すべてが化学物質不使用の
 道産の無垢木材であることがほとんどなので、

 そういうお宅におじゃまするたびに、
 ふだん自分がいる空間がいかに不自然で、自分の体に
 知らないうちにストレスを与えているかを思い知ります。 

 私の今の住まいは賃貸マンションですが、
 珪藻土を塗ってもいいかどうか、
 今度、管理人さんに尋ねてみようと思っています。

 睡眠時間を含め、自宅空間での呼吸の多さを考えれば、
 少しでも早く改善した方がいいよなぁ、
 と思わずにはいられません。 


 (有)ビオプラス西條デザインさん
 珪藻土工房・合同会社エコマテリアルさん

 などは、私が直接知っている信頼できる方々なので、
 自然素材の住宅や壁の加工について知りたい方は、
 問合せてみるといいと思います。


③「衣」のストレスをなくす。

◆私は「衣」については最も不勉強なのですが、
 これは住宅よりもっと直接的な「環境」かもしれません。


 体を包むもの、身につけるもの、は、
 実は皮膚を通して、人体に最も影響があるのかもしれない。

 確かに、オーガニックコットンなどを身に着けたときは、
 いい気持ちがして、安らぎます。

 私はもう何年も、新しい衣服を買っていなくて、
 古着を身に着けることが多いので、もうある程度
 「毒出し」された素材を着ているのではないか
 と思ったりもしていますが(笑)、

 以前、手つむぎのオーガニックコットン商品を
 開発・販売している「布良(ふら)」のお店で
 布良のシーツやブランケットのベッドに
 15分くらい寝かせてもらったときの心地よさは、
 確かに格別なものでした。

 これからは、古着のリメイクとともに、
 限られた自然素材の服を身に着けるよう
 心がけたいな、と思います。

◆女性の方へ。
 そして、大切な女友達・彼女・奥様を持つ男性の方へ。


 生理用のナプキンは、使い捨てのものから、
 「布ナプキン」にシフトなさるよう強くおススメします。

 現在ドラッグストアなどで多売されている
 使い捨ての生理用ナプキンは石油化学製品であり、

 人体の最も敏感で大切な粘膜部分である性器に、
 最も不自然な、漂白剤・環境ホルモンなどの
 化学物質を吸着・吸収させてしまう、危険なシロモノです。

 私は 「布ナプ」 に変えて既に6年になりますが、
 変える前は出血多量だったのが正常な量に減り、
 生理痛も激減してとてもラクになり、
 それに比例して、出費もゴミも激減。

 何から何までいいことずくめで、もう二度と
 使い捨てナプキンには戻れない体になりました(笑)

 実際、「布ナプ」 に変えて子宮筋腫が治ったとか、
 かぶれ、生理不順、大量出血がなくなった、
 という話はとても多いです。

 「布ナプ」は、オーガニックコットンのものや、
 かわいい色柄のものなどを、インターネットや、
 自然食品店・エコ雑貨店などで簡単に買うことができますし、

 手持ちのハンドタオルを2つ折り・3つ折りなどにして、
 とりあえず試してみるのもおススメです。

 私は先日、友人からオーガニックコットンのネル生地を
 譲ってもらい、それを適当な大きさに裁断して、
 縫いもせずそのまま折って使っていますが、
 とても心地よく、幸せな気持ちです。

◆「布ナプ」は、洗って何度も使えます。

 (外出時は、私はジップロックなどに入れて
  持ち帰り、家で洗っています)

  桶やバケツの水に一晩つけておくと、
  汚れはある程度自然に落ちてしまうので、

  私の場合は、残りの汚れはオリーブオイルの石鹸で落とし、
  あとは洗濯機に放り込んで、重曹・塩・洗濯石鹸などで、
  他の洗濯物と一緒に洗っています。

  ちなみに、つけておいて赤く染まった水を
  庭木や植木にやると、植物が元気になります。

  ちょっとグロイ気がするかもしれませんが(笑)、
  自分の体は一つもムダがない!と感動しますよ(笑)。

  これから夏に向かうので、漬け置きは一晩ではなく、
  数時間ごとに水を替えた方がいいかもしれませんね。

  原発事故前からずっとおススメしたいた「布ナプ」ですが、
  まだの方は、自分のために、未来のために、
  今こそ始める時だと思います。
  


(◆放射性物質に負けないための考察 ② につづく…)



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