墓場まで最短の今

昨日はばあさんの三回忌。

故人の意志どおり坊さんも呼ばず、我が家と弟の家族だけで墓参りをして済ませた。

親戚やお世話になった方々には葉書で伝え、お別れ会に来てくださった方や、お線香をあげてくださった方には、恐縮ながらこの場をかりてお礼申し上げます。



生前ばあさんが懇願したとおりに墓を直したおかげで、草むしりの手間もほとんどなく、花をかざり線香を焚いてほんの15分ほどで墓参りは終わってしまう。

墓守がどんどん歳をとるのを見越したばあさんの達見と、今は素直に感じる。


我が家の墓にはばあさんを含めて5人が収まっているが、ばあさん以外はみな戒名がついていて、本名のままのばあさんがやけに目立つ。

でも坊さんもお経も拒否して、当然戒名なんていらないと言い切ったばあさんのレジスタンスは、やるぜ👍おふくろ !! と言いたい。

そんな不肖の長男だから「葬式無用、戒名不用」なんだけど、べつに墓にも入れてもらわなくてもいいと思っている。

どこかで野たれ死んで、無縁仏になってもかまわない。

死んだ後のことなんてどうでもいい。

残された身内のことを考えないことはないけれど、所詮いまの生き様がすべてと明らめてもらうしかない。

まあ順当にいけばこのオヤジが、墓場へ入る最尖端ということをあらためて考えた。


だけどさぁ、僕は死にましぇん !!

なかなかしぶといと思います。

んなことを言うと調子コキの「ホリちゃん」が、

「憎まれっ子世にはばかる」

なんてぇことを言いやがった。

然り。