一面真っ白に雪化粧した朝です。
道路にもうっすらと積もり、子供たちを学校に送る際
今年初のドリフト??を経験しました。
急いでの運転には充分注意が必要ですね!!!
昨晩家内のバッグの中から出てきた領収書です。
一見何の変哲もない領収書ですが
日付は3月11日です。
何の目的でコンビニへ行き買い物をしたかはっきりと
物忘れの激しいこの私でも覚えています。
本震の後の余震があまりにひどく、いったん外に出たのはいいのですが
ペンションに戻れず、しかも学校から早退させた子供達は
絶対ペンションの中へ入るのは嫌だ!
というもので、その夜は車の中で過ごすことにしたからです。
となればいくらあんな状況下でもお腹がすいてくるのは間違いなく
車のお腹と子供たちのお腹を満タンにすべく
買い出ししましたが、そのままの状態で外に出たので
所持金もこれで使い果たし、なんだか心細い一夜を過ごしました。
こちらの3月はまだまだ真冬の状態で
車のエンジンはかけっぱなしで暖をとり
怖いもの知らずの家内!が余震の間にペンションに戻って
取ってきた毛布と布団を家族5人と3匹がかけて
寝ていた姿を思い出します。
5人といっても私は運転席にいたため狭くて眠れませんでしたが
それよりも、これからどうなるのかと一晩中車載のテレビを見ていました、
五色沼の駐車場で。
こんな領収書ですが
思い出すことは山のようです。
これが避難の第一歩になろうとはその時は思いもしませんでしたが
いまとなれば、思い出の1つとなってしまいました。
昨晩この領収書をラップに包み
東日本大震災の遺品??の1つにしました。
600年周期の大地震と発表されましたが
語り継がなくてはなりませんので、子供たちが
大きくなった際にこの領収書を震災の教訓にしてくれることを願ってです。
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