高楊枝MIND

『武士は食わねど高楊枝』 そんな気概をもって生きて行きたいです。

福祉を志す人。

2005年09月18日 16時16分34秒 | 仕事
私が老人福祉の現場に就職しようとしたのは、丁度バブルの頃。景気も良く、いつでも就職できるだろうと言う頃。私は大学を卒業して就職せずにフリーターとかなんとかいわれて気ままに過ごしていた。まだ、福祉人材センターみたいなものはものはなく、その前進みたいな紹介所があった。そこで、たまたま特別養護老人ホームというところに求人があった。紹介所の人は「大学を出て就職するところではない」に近い言葉を私に投げつけた。「へえ~」と思った。まあ、老人保健施設で少しバイトもしたこともあって、また、紹介所の人の話もあって、へそ曲がりな私はそこへ紹介してもらった。私の就職した頃は男性がおむつ交換をする仕事へ行こうというのは珍しかったのかなあ・・・。当時、男性職員がいないわけでもないのに・・・。さて、昨日、私の前職の同僚が退職すると電話をしてきた。う~ん、残念だ。彼はまったく違う職種から福祉を目指してこの世界に飛び込んできた人。私なんかみたいに動機が不純ではない。福祉に興味を持ち夢を持ちきた人。その彼が、退職する。たまたま、私は彼の上司だった。一生懸命の彼にとても好感をもっていた。私はその職場を去ったが彼は働き続けた。結局、正職員にすると言い続け彼を2年以上も非常勤で働かせ続けた職場のせいもある。また、女性の職場である独特の異常な環境もあるだろう。「良い人ばかりが辞めていく」・・・福祉現場ではよく言う常套句。まったく、しかし、ホントのことかもしれないなあ・・・。今、福祉を志す人がたくさんいる。学校もたくさんある。以前の3K職場のイメージが薄れているこの仕事。でも、10何年前からなんも変わってないとも思う。あまり、夢を膨らませてこないほうが良いと思います。仕事に貴賤はありません。どんな、仕事もすばらしい。この福祉の仕事が特にすばらしいなんてことはありません。他の仕事とおんなじ、喜怒哀楽があります。私は彼の再起にエールを送る。

認定調査。

2005年09月04日 06時17分41秒 | 仕事
いつも思う。いい加減だよなあ~これって。人間が人間をランク付けすること自体が気に入らんが、まあ、制度上なんかしらの基準がないと動かないので仕方ないけど・・・。とはいえ、私がやるのは1次判定に必要な項目の調査。正直、大体これで決まるんじゃあないかな・・・。2次判定・有識者の話し合いなんてどこまで影響があんのかな・・・。うちの施設長が2次判定に行くとき「お小遣いを稼いできます(笑)」と言ってた。冗談か本気か、でも、冗談でも聞きたくねえ話だなあ・・・。そんな感覚でやられちゃあ、かなわない。私だって、調査の時はかなりぴりぴりしてしまう。ましてや、安い単価で書類作成には割と時間をとる(私の手際が悪いのもあるかな・・・)。相手にとって、サービスの不利益が発生するかもしれないし、きっちりと判断しなくてはならないし。たった、一回の面接でわかれというのも無理があるが・・・。