何度か本物のミュシャを見る機会があったのだけど、
今回はかなりの数を一度に見ることが出来て、
私の好きな絵も沢山展示されていた。
いつも画集とか葉書サイズで見ていたものが、
実はかなり巨大なリトグラフだったので、
背景とか細かい部分をじっくり観察できたのだけど。
「こんなところに小鳥がいた!」とか、
「髪の毛の一部だと思っていた部分が実は花だった」とか、
画集の印刷でつぶれてしまっていた場所に、
細かい書き込みが隠れていたり。
馴染みのある絵に、実は金色や銀色が使われていて、
意外な色合いに驚いたりした。
商品より自分のイメージ優先って感じの絵もあって、
ちょっと人間臭い部分もみられたり。
挿絵の白黒画面に描かれた群像は凄かった。
印象に残っているのは、
「ロシアは救われなければならない」と書かれている絵。
腕を下げている幼児が死の象徴で、
聖母マリアとイエスのピエタ像のようなデザイン。
ロシアの内乱の後、救済しようという呼びかけポスター。
悲しみの表現が奥深い。
実際に見るととても綺麗で気に入った一枚↓
タイトル:「心清き者は幸いである」
グワッシュ、水彩素描、鉛筆にペンとインク
1906年
約2時間かけて、じっくり眺めてきた。
油彩やデッサンなども数点あったので、
見応えあったかな。
出口についた頃には腰が痛かった。
画集の色がどうしても馴染めなかった絵も、実際の色見たら違ってた。
この色なら好みだーって感じで。
印刷技術の未熟さもあって退色してしまったものもあったけどね。
1900年を越すと凸版印刷になるのが多くて、時代の変化がよく解った感じ。
アルフォンス・ミュシャ展
当日のオフはこんな感じ→ミュシャ・オフレポ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ミュシャを楽しむために
装飾パネルのページに、リトグラフ(石版画) Lithograph の
詳しい説明が書かれている。
アルフォンス・ミュシャ-Wikipedia
サラ・ベルナール-Wikipedia
リトグラフ-Wikipedia
ヘリオグラヴュールとは:
写真凹版、フォトグラヴュール。
古くからフランスで行われていたアクアチントから出た製版法で、
複製画制作に用いられた。
磨いた銅版上にアスファルトの粉末を
アクチアントと同様に撒いて溶かし、
その上に重クロム酸カリのゼラチン乳剤を置き、
中間調または透明の陽画を透して露光することで版を作成。
印刷-wikipedia
今回はかなりの数を一度に見ることが出来て、
私の好きな絵も沢山展示されていた。
いつも画集とか葉書サイズで見ていたものが、
実はかなり巨大なリトグラフだったので、
背景とか細かい部分をじっくり観察できたのだけど。
「こんなところに小鳥がいた!」とか、
「髪の毛の一部だと思っていた部分が実は花だった」とか、
画集の印刷でつぶれてしまっていた場所に、
細かい書き込みが隠れていたり。
馴染みのある絵に、実は金色や銀色が使われていて、
意外な色合いに驚いたりした。
商品より自分のイメージ優先って感じの絵もあって、
ちょっと人間臭い部分もみられたり。
挿絵の白黒画面に描かれた群像は凄かった。
印象に残っているのは、
「ロシアは救われなければならない」と書かれている絵。
腕を下げている幼児が死の象徴で、
聖母マリアとイエスのピエタ像のようなデザイン。
ロシアの内乱の後、救済しようという呼びかけポスター。
悲しみの表現が奥深い。
実際に見るととても綺麗で気に入った一枚↓
タイトル:「心清き者は幸いである」
グワッシュ、水彩素描、鉛筆にペンとインク
1906年
約2時間かけて、じっくり眺めてきた。
油彩やデッサンなども数点あったので、
見応えあったかな。
出口についた頃には腰が痛かった。
画集の色がどうしても馴染めなかった絵も、実際の色見たら違ってた。
この色なら好みだーって感じで。
印刷技術の未熟さもあって退色してしまったものもあったけどね。
1900年を越すと凸版印刷になるのが多くて、時代の変化がよく解った感じ。
アルフォンス・ミュシャ展
当日のオフはこんな感じ→ミュシャ・オフレポ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ミュシャを楽しむために
装飾パネルのページに、リトグラフ(石版画) Lithograph の
詳しい説明が書かれている。
アルフォンス・ミュシャ-Wikipedia
サラ・ベルナール-Wikipedia
リトグラフ-Wikipedia
ヘリオグラヴュールとは:
写真凹版、フォトグラヴュール。
古くからフランスで行われていたアクアチントから出た製版法で、
複製画制作に用いられた。
磨いた銅版上にアスファルトの粉末を
アクチアントと同様に撒いて溶かし、
その上に重クロム酸カリのゼラチン乳剤を置き、
中間調または透明の陽画を透して露光することで版を作成。
印刷-wikipedia
すごく感動しました!
家に帰って図録を確認したらやっぱり全然印象がちがう。
どんなものでも実物をみなければだなぁ、と
改めて感じ入りました。
>「ロシアは救われなければならない」
後期は社会的に意味が深まっていって、
見ていてもへヴィでした。
色や構成が美しいだけに、余計に重みを感じました。
作品によって、ミュシャの生き方を追体験する感じ。
ミュシャは今までキレイな絵カテの作家だったのですが
いろいろな意味で、見直しをした絵画展でした。
特に、パリ時代のものとモラビア時代のものと、対比して見たことがなかったので、興味深かったです。
「スラブ叙事詩」を見たかった。
一緒に見に行けて嬉しかったです。
ありがとん。
四季シリーズがサイズがあんなに違うものなのかってのは横に並べてもらわないと解らなかったし、
背景に蛾とか、昆虫とか鳥が描きこまれていたり、
左右対称だと思い込んでいた模様が違ってたり、
蟹座の蟹がロブスターだったり。
自転車のポスターなのに、ハンドルくらいしか描いてないとか。
有名な絵が実は観光誘致ポスターだったなんてのが解ったのが面白かったかな。
帰国してからタッチが変化していくのも面白かったし。
画集で確認したら、ちゃんと解説に載ってたりするんだけど、
今まで絵しか見てなかった(笑)
全体的に、頭の天辺から首にかけて緻密に描きこんで、
上半身までは細かく、下半身は驚くほどシンプルって感じ。
ポスターを掲示する場所が目線より上と考えて、
下から見上げたときの視覚効果も考えていたのかな。
遠近感というか、上に目線を移すと奥深く感じるような。
なんかそんなことを思い出してみました~。
一世紀以上も前の作品なのにこんな新鮮に目に映り心に訴えられるとは思いもよらなかったです。
初心者の私にまで声を掛けて頂き感謝しています。
そして何も用意していなかった私にまで
参加された皆様にもお世話になりました。
自分は普段もあんな感じで仕事してますので・・・マズイかな?って思いつつマオ着てしまった。
好きな画家なんだけど、年代とか、時代背景に興味が無かったのか読み飛ばしていました。
今回のミュシャ展で、いろいろなことを発見できたり、知ることが出来たので良かったです。
マオ似合ってますよ。
ちょいワルって感じがまた良いじゃないですか。
(≧∇≦)
実際に大きな作品を見ると本で見るとの違いますね。
細かい描写やあの時代にどのように工夫をしたのかなどいろいろな発見がありました。
いい作品を見ると心が豊かになるような気がしますね。
マオカラーのおじさんは、「チョイ悪」じゃないですから、最近体調がチョイ悪かも?
今回初めて見た作品もあったので、かなりじっくりみちゃってたかな。
昨日まで、背中と腰が痛かったのはトシのせいだな。
今後まだまだ良さそうな展示があるようなので、また機会つくって見に行きましょう~。
チョイ体ワルおぢさんは、無理しないようにして欲しいもんですねぇ。
(≧∇≦)
ミュシャはデザインセンスも好きだし、人物像(顔というか瞳にこもる意思?)が好きです。
ミュシャ展は時間とって改めて記事化してみようと思いますー
本物見るのっていいもんですねぇ。
あの時代に商品だけでなく、イメージを前面に出す広告を作るって画期的だよね。
今ならあたりまえに感じている表現方法も、あの時代に試行錯誤して作り上げていったものなんだなぁ。
ミュシャ展行けてよかったです~。ありがとん。
記事楽しみにしてます。(≧∇≦)