ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

「マティスとルオー展」(パナソニック汐留ミュージアム)&「林 潤一の世界」(郷さくら美術館)

2017年02月06日 06時16分05秒 | 展覧会・美術関連

パナソニック汐留ミュージアム「マティスとルオー展  手紙が明かす二人の秘密」を観たのでございます。
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/17/170114/index.html


お供のEは、2008年にここで「ルオーとマティス展」を観て、パリの国立美術学校で学んだ2人の友情が晩年まで50年も続いていた事や、作風は全く違えどお互いに影響を受けていた事を知りましたのじゃ。
その時はルオーのお孫さん、ジャン・イヴ・ルオー氏の講演も聴き、家族ならではのお話が興味深かったそうな。

9年後の本展、作家名の順番も「マティスとルオー」に変わり、前期・後期で一部展示替えあり全部で約140点の展示。

構成は時代順に以下の4章で、モロー教室時代の作品もあり、その後の変遷がよくわかります。

【第1章】国立美術学校からサロン・ドートンヌへ 1892年~1913年
【第2章】パリ・ニース・ニューヨーク 1914年~1944年
【第3章】出版人テリアードと占領期
【第4章】『ジャズ』と《聖顔》1945年~1956年

わたくしは元々ルオーよりマティスのほうが好きでありますが、展示はどちらかというとルオーに重点が置かれているような印象。

ルオーの油彩画『気晴らし』シリーズ全15点が一挙に展示されるのは、世界で初めてなのですと。
会場のあちこちで2人の手紙が紹介され、直筆の手紙も2点ございます。

油彩で好みだった作品をそれぞれ2点ずつ挙げまする。
マティスは《窓辺の女》と《室内:二人の音楽家》
ルオーは《窓辺の静物》と《飾りの花》
ルオーの《窓辺の静物》は、マティスの《窓辺の女》に影響を受けたような作品。
《飾りの花》は額も凄いですのぅ。

マティスの切り絵『ジャズ』シリーズがあるのも嬉しゅうござります。
お気に入りの《イカロス》と《ピエロの葬送》は、2月20日までの展示。

お写真撮影コーナー。


会期は3月26日まで。

そして、郷さくら美術館「林 潤一の世界 樹花草々」
https://satosakura.localinfo.jp/


1階と3階に、桜や富士や四季の植物を描いた林潤一の作品が36点。

林潤一の花木画、好きなのでございます。
1番のお気に入りは、四季の樹木の花を同一画面に描いた《四季樹花図》
1階に《緑林》と《四季樹花図》と《四季花弁図》がコの字に展示された美しい空間の真ん中で、暫し幸せ気分に浸りましたのじゃ。
3階に展示の12カ月の草花もそれぞれ美しゅうござります。

2階は「桜百景」で、14名の作家の桜を描いた作品が展示されております。
会期は2月26日まで。

★おまけ画像

先日古代オリエント博物館に行った時、近くのハンズ1階にいた方々の一部。
ひつじはチーズケーキ、カピバラはコーヒームース、シロクマはホワイトチョコムースなのじゃ。

(写真撮影は許可を得ておりまする)