前回のブログの続きでございます。
奥野ビルの後は、加島美術「安倍安人 展 薪を割る」を観ましたのじゃ。
https://www.kashima-arts.co.jp/exhibitions/abeanjin_makiwowaru/
(写真撮影は許可を得ておりまする)
安倍安人(1938年~)は、備前焼作家で画家。
2023年に加島美術で初めて観た個展が観応えあったゆえ、今回も楽しみだったのでございます。
今回のお題「薪を割る」は、窯焚きを薪割りからなさるところからつけたのじゃな。
個展会場は2階で、備前、彩色備前、油彩画、合わせて44点の展示。
独自の彩色備前の色彩や、子供心あふれるような絵柄(表も裏も楽しい)などなど、やはり楽しゅうござります。
彩色は、焼く日の天候など自然条件によって色が大きく変化し、予測ができないんだそうな。
空間ごとの展示風景と、作品を数点ずつ観た順に載せまする。
★階段上がってすぐの、床の間のある空間
ビデオで流れる窯焚きの様子も興味深うござります。
《彩色備前水指》替蓋付
《彩色備前茶碗》
この写真では色が不鮮明じゃが、たいそう鮮やか。裏側も載せるぞよ。
《備前彫り絵茶碗》
鳥ちゃんがユーモラスでツボ。
《彩色備前扁壷(サイロのある風景)》
★奥の広いお部屋
左《彩色備前瓢徳利》
人気の赤富士。裏は虫の絵柄。
右《彩色備前酒器》
こちらは裏が赤富士じゃよ。
《彩色備前酒器》
赤富士の裏は、新たに登場したお顔。
《彩色備前酒器》
こちらは表がお顔。裏の犬と鳥がたいそう可愛い。
《彩色備前花入》
《勝》キャンバス30号 油彩
《備前水指》替蓋付
蓋を替えると、印象がガラリと変わりまする。
《伊部水指》替蓋付
どんぐりチックな蓋も可愛い。
《赤い影シリーズ 2025-2》キャンバス15号 乾漆 油彩
ダンボールを用い、上から漆をかけてあるじゃ。
★小さいお部屋
《建》キャンバス50号 油彩
全作品が載ったカタログも頂けまする。
加島美術のKさんが、作品や制作について色々説明して下さり、陶芸に疎いわたくしも理解が深まったのでございます。
ありがとうござりました!
会期は3月30日まで。