ウェネトさまの館

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極楽鳥(インターメディアテク)

2023年04月24日 20時02分46秒 | 展覧会・美術関連

前回のブログの続きでございます。

国立の鉛筆派展の後は、インターメディアテク「極楽鳥」を観ましたのじゃ。
http://www.intermediatheque.jp/ja/schedule/view/id/IMT0257
(写真撮影可)

インターメディアテク開館十周年記念特別展示。
ヴァン クリーフ&アーペルの協賛で、19世紀から現代までの鳥モチーフのジュエリーと、鳥の剥製標本や自然誌標本や鳥絵画などが展示されておるのじゃ。
ジュエリーの殆どは海外の個人コレクションで、ほぼ全て日本初公開だそうな。

鳥もジュエリーも大大大好きじゃからの、結論から申しますると、今年のウェネト的ツボな展覧会ベスト10入り確実なほどツボじゃった。

しかも入場無料なうえ写真撮影もでき、この40ページの展示ガイドまで頂けるのじゃ。ありがたやありがたや~。

構成は以下の通り。出品リストはないからの、だいたい観た順に、撮った写真もたくさん載せまする。
これでも展示のほんの一部じゃがの。

★【夜の鳥】

「フクロウ」剥製標本

・左《フクロウのペンダント》1880年頃
・右《フクロウのペンダント》フランス製/1860年頃


 
★【朝の鳥】

「オナガドリ」剥製標本

「セイロンヤケイ」剥製標本
ニワトリの原種に近い鳥。足がぶっとい。

・ボアヴァン《ニワトリのブローチ》1950年

・《雌鶏とひな達のマイクロモザイク・ブローチ》イタリア製/19世紀前半


 
「パラワンコクジャク」剥製標本

・シャルル・メレリオ《孔雀のブローチ》1910年頃

・ギュスターヴ・ボーグラン《孔雀のブローチ》1865年

・カルティエ《孔雀のブローチ》1947年


 
「ハシボソカラス」剥製標本

・梅園毛利元寿『梅園禽譜』(写本)より「ハシボソガラス」


 
★【昼の鳥】

「コブハクチョウ」剥製標本

・《白鳥のリバースインタリオブローチ》英国製/1860-70年以降

・ヴァン クリーフ&アーペル《白鳥のブローチ》1924年


 
「オオフラミンゴ」剥製標本

・カルティエ《フラミンゴのブローチ》1987年

・ヴァン クリーフ&アーペル《ピンクフラミンゴのクリップ》2016年


 
「ツバメ」剥製標本

・ヴァン クリーフ&アーペル《ツバメのブローチ》1928年


 
「ハチドリ類ジオラマ」剥製標本

「アカフタオハチドリ」剥製標本

・《エキゾチックな鳥のブローチ》1880年頃

・伝メゾン・ルヴナ《鳥の帽子ピン》1870年代

・S.J.フィリップス《鳥のブローチ》年代未詳

・ヴァン クリーフ&アーペル《鳥のブローチ》1920年代


 
「ルリコノハドリ」剥製標本

・ヴァン クリーフ&アーペル《ブルーバードのクリップ》1963年
上の剥製とは種類が違うが(ブルーバードはルリツグミ)、青い鳥つながりで載せるぞよ。


 
「オジロワシ」剥製標本

・ヴァン クリーフ&アーペル《鷲のクリップ》1972年


 
「カンムリバト」剥製標本

・《鳩のブローチ》1890年頃


 
オーデュボン『アメリカ産鳥類図譜』(複製)より「アオカケス」

・モーブッサン《カケスのブローチ》1959年頃


 
・モーブッサン《極楽鳥(ケツァール)のブローチ》1960年代

・ヴァン クリーフ&アーペル《パリの雀のクリップ》1965年


 
★【ファンタジーの鳥】

・ピエール・ステルレ《鳥のクリップ》1961年頃

・ピエール・ステルレ《鳥のクリップ》年代未詳

・ピエール・ステルレ《鳥のブローチ》年代未詳

・ピエール・ステルレ《鳥のブローチ》年代未詳

・ピエール・ステルレ《鳥のブローチ》年代未詳


 
★【天上の鳥】
本展のお題「極楽鳥」は、フウチョウの事じゃよ。

・梅園毛利元寿『梅園禽譜』(写本)より「オオフウチョウ」

「オオフウチョウ」剥製標本

・モーブッサン《鳥のブローチ》年代未詳

・マルシャック《鳥のブローチ》年代未詳

・カルティエ《鳥のブローチ》年代未詳


 
最後のコーナー。テーブルの上に、無料で頂ける展示ガイドがあるぞよ。

こちらのスピーカーから「鳥の歌」が会場中に流れておりまする。
野鳥研究家・松田道生がオーストラリアのケアンズで録音した音源を再生しておるんだそうな。

様々な鳥ジュエリーで目の保養ができ、鳥の剥製や解説も興味深く、たいそう楽しゅうござりました。

いつも展覧会の時は、『この中でひとつだけ頂けるなら・・・』とお気に入り1点選ぶのじゃが、今回は選びきれんかった。
端から端まで全部持ってまいれ~!(違うw)

会期は5月7日まで。再訪したいものよのぅ。

余談になりまするが、お供のEがよく着けている鳥ジュエリーは、工房いずみに作って頂いたオカメインコのイヤーカフじゃよ。いつもオカメ先輩と一緒なのじゃ。
わたくしの耳にはサイズが合わぬがの。

そして、下の階のツボな常設展も観て(常設の事まで書くとブログが終わらぬゆえ省略)、有楽町方面へ歩いておると、はとバスのHATO Cafeなるお店とマザー牧場ソフトクリームの看板発見。

早速食べてみたらば、思うたより量が少なく、ちと物足りぬのぅ・・・

てな訳で、交通会館地下の喫茶ローヤルへ。

アプリコットパフェをお願いいたしまする~。

久々に来てみたが、パフェも店内も昭和感ありありで、妙に落ち着くのじゃった。