美容室 ユニティ

 インフォメーションブログ

やっぱり、、

2008-12-28 | シャンプー
石鹸シャンプーの話題が出ましたが、、洗う回数が多い今の人たちには
石鹸シャンプーの欠点を克服したアミノ酸系のシャンプーがベターでしょう。

シャンプーは、薬事法という法律で「化粧品」に規定されるもので、厚生労働省の管轄になります。。。。

多く方はシャンプーには合成シャンプーと石鹸シャンプーの2つに大きく分けてシャンプーを考えていると思いますが、両方とも法律で規定された正式な呼び名ではないんですね。。。。

アミノ酸シャンプーも法的な規定はないので、、、、石鹸シャンプー同様、、通称ということになります。

また法的な規定はないので、ごくわずかにアミノ酸系の成分が入っているだけでアミノ酸シャンプーと謳っている商品もあります。

では、、アミノ酸って?

身体を作るタンパク質は、20種類のアミノ酸から作られていることはご存知かと思いますが。。。
身体を構成する成分なので、これでシャンプーなどの洗浄剤を作れば、刺激を最小限にしたものを作ることができるというわけです。。。

じゃ、、何故アミノ酸シャンプーがいいのでしょうか?

アミノ酸は髪へ浸透し、補修してくれるという効果があります。。。そのためアミノ酸入りのシャンプーは美容室などで以前から使われていました。

「アミノ酸シャンプー」と呼ばれているものの中にもいろいろあり、普通の合成シャンプーに、保湿目的の添加物としてアミノ酸を加えただけのものもあります。
添加物のようにアミノ酸を加えたものであっても、髪への補修効果はあるわけですが、より刺激が少ないものを望むのであれば、洗浄成分である主成分(界面活性剤)もアミノ酸系である必要があります。

刺激が少ないシャンプーというと石鹸シャンプーが思い浮かぶかと思いますが、脂肪酸ナトリウム・カリウムよりアミノ酸系の界面活性剤の方が肌への刺激が少ないので、敏感肌の多い今の人たちには、、、アミノ酸の方が向いていると思います。
 
アミノ酸系の界面活性剤といってもいろいろあります。他の界面活性剤に陰イオン(アニオン)界面活性剤、陽イオン(カチオン)界面活性剤、両方の部分を含んだ両性界面活性剤があるように、アミノ酸系界面活性剤もそれぞれのイオンの性質を持った界面活性剤が存在します。。。。

シャンプーに洗浄目的で多く使われるのは、陰イオン界面活性剤です。水に溶かしたときに水溶液が弱アルカリ性になる界面活性剤のことです。石鹸も陰イオン界面活性剤です。特長は洗浄力が高いこと。特に皮脂の脂汚れのようなものは、陰イオン界面活性剤でないとうまく落とすことが出来ません。。。。

苛性ソーダ・漂白剤ハイターに触れると、手がぬるぬるします。手のタンパク質が溶けるからです。苛性ソーダは強いアルカリ性で、タンパク質はアルカリ性に弱いので、溶け出してしまうのです。同じように界面活性剤によって水がアルカリ性になると、脂のようなタンパク質汚れは溶けやすくなり、よく落ちるようになるのです。

アミノ酸シャンプーは、石鹸にアミノ酸がくっついたような形をしています。
が、、、石鹸ではないので、石鹸カスができるといった使いにくさの原因になる欠点がありません。

そして、、ここで何度も申し上げている「刺激」。。

刺激が少ない洗浄剤というと石鹸が思い浮かびますが、実は石けんの刺激の度合いは中程度で、石鹸より刺激が少ない界面活性剤も多く存在します。アトピー性皮膚炎や乾燥肌などで、刺激の少ない洗浄剤を求める人は、石鹸系のものよりアミノ酸系の界面活性剤を使用したものを選ぶ方が良いでしょう。

もう一つ、アミノ酸系界面活性剤は、石鹸ではないので、液性に左右されずに洗浄力を発揮できます。石鹸のようにアルカリ性でなくても洗浄力があるために、より肌への刺激を抑えた「弱酸性」の製品を作ることもできるわけです。

最新の画像もっと見る