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体内時計

2010-07-09 | 免疫
主力になる薬の特許が、2010年前後に相次いで失効してしまう「2010年問題」。後発医薬品会社にシェアを奪われて収益が激減するのは目に見えているようです。

バイオ医薬や抗体医薬といった次世代の医薬品へのパラダイムシフトに乗り遅れ、、
かつてない危機に陥ってしまった日本の製薬会社。。。

そんな中、、生命の本質を解き明かす可能性を秘めた研究で、、、
世界をリードする研究者が日本にいます。「体内時計」の研究の第一人者として知られる、理化学研究所の上田泰己さん。

上田さんによると、、体内時計といっても、目に見えるメカニズムが時を刻んでいるわけではないそうで、脳の中心部にある視交叉上核(しこうさじょうかく)と呼ばれる神経細胞の集合体などが、遺伝子レベルで一定のリズムを刻んでいるものということ。

この体内時計のリズムが正確に刻まれることで、昼間に活動し、夜に眠るという人間の生活サイクルが、約24時間周期で繰り返され、人の睡眠や血圧、体温の変動、ホルモン分泌なども、体内時計の「時刻」に沿って制御されているそうです。

私が注目しているのは、、、
1996年、酵母と呼ばれる微生物のゲノム(全遺伝情報)がすべて解読されたことで
、、上田さんは現代医学に対する疑問を抱いたということ。。。

「1つの細胞だけでも大量の分子や遺伝子などで構成されている。それなのに、なぜ医師は人体のような複雑なものを相手にできるのか」

「部分最適ではなく、生命というシステム全体を捉えて考え、病気の原因やその根本的な治療法を開発する道があるはずだ」・・。そう考えた上田さんは、、現代医療の限界を感じ取り、生命科学者の道を歩み始めたそうです。。

以前から、、ここでもお知らせしています・・美肌を創る上でも大切な体内時計。。
「体内時計のリズムが、分子や細胞といったスケールが異なるものに及ぼす影響は大きい」と、、解明を急ぐ上田教授には頑張ってもらいたいものです。

最後に・・・
「現代医学を学んで患者に適用することは確かに重要だが、そこには限界があると思う。新しい技術と発想を取り込むことで、医学の限界を超えていくことに関心がある」と、上田さんは言いいます。

新たな極致を開くには、まったく新しい発想が求められるのですね。

私達、、、美容師もそうでなければならないのでしょう。。(ああ~~大変(泣)




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1 コメント

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にしても、、 (admin)
2010-07-09 12:22:44
昨年の国産ワクチン騒動も含め、、
医療の現場で使われる医療機器の大半も外国製。。。。医療用の医薬品でも、海外の製薬会社の製品がシェアを伸ばすなど、、ほんと輸入品頼み。

大丈夫なのかね、、医療大国ニッポン。。。

ウチの嫁の妹が、、カナダやオーストラリヤで勉強したいという気持ちもわかるなぁ。。
良い人材が、、出て行ってしまいますよ。。菅さん(^^;;;


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