クマタカが林近辺を飛びながら、フッと姿を消す時が有ります。恐らく、抱卵中のメスの居る、あるいは餌を待つヒナの居る、大事な大事な巣に戻る時であろうと想像するのですが、いかにも忍者の遁走、といった風情で見えなくなります。
前にもこのテーマに触れたことが有りますし(効率的な探し方は判りませんが、’21.02.02の記事「クマタカ日誌18」の後半「林冲に消えるクマタカ」およびそのコメント参照 . . . 本文を読む
足掛け2年ぶり、正味3カ月ぶりの投稿です。 まずは、本年もよろしくお願いします。
【仲睦まじく・・・】
この3カ月の間あのカップルは空中で激しく絡み合ったり、翌日にはオスだけが現れたり、その翌日はメスが探し回ったりと、余所眼には単純には理解しがたいところが有ります。
以下は、不連続の8日間の記録ですが、距離は概ね同じ(約1㎞以下程度)でも、天候条件などにより、処理の結果が大い . . . 本文を読む
観察地点傍の木々も色づき、秋本番に入って、クマタカの動きも活発になって来るようで、期待できます。
今後、あの”絡みの2羽””を、期待を込めて、敢えて”カップル”と愛称し、その後の様子を報告します。
猶、あのベタベタの幼鳥は、このところあまり確認できていませんし、ひょっとすると既に自立 . . . 本文を読む
その後、天気さえ許せば、現地通いしていました。
データ通り6~8月は猛禽日照りとしても、9月に入ると偶に出ましたが、遠いし、逆光だし、何より機材一式(7DⅡ+64Ⅱx1.4Ⅲ)を性能確認・修理に出していたので、456のセットでは、遠距離では魅力ある写真が撮れないまま日が経ったわけです。
下の図は、9/4, 9/9, 9/15, 9/22と撮ったうちの、9/15の分です。撮影は . . . 本文を読む
久しぶりの再会
前回に素直に接続するように配慮すると、標記のタイトルになりました。
実はこれまで数年のクマタカ観察統計データによっても、6~8月中旬までは出が悪いのです。クマタカに限らず、営巣場所を奪い合ったトビやノスリもほとんど見えませんでした。どこか離れた場所で、秘かに子育てに勤しんでいるのでしょうか?
尤も、真冬でもビクともしない羽毛に包まれているのです . . . 本文を読む
前回少し触れましたが、普段のクマタカは白黒の縞模様がクッキリとしていて格好が好いだけに、少しでも羽の傷みが有れば余計に目立ちます。
常々私は、少々物騒ですが、その羽の傷みの原因を、大分大げさに、他の鳥との縄張り争いの結果と考えてきました。
ある人は、餌をねだる雛・幼鳥に突かれた所為だろうと述べておられ、一時は納得していました。
しかし最近目に入った人の文書(四国電力関係)によ . . . 本文を読む
主役のクマタカも出るには出るのですが、どうにも観察の条件が整いません。
距離が遠い:一番近い峰まで約700m、相手はその稜線より遠くを、そして高くを飛ぶのですから、実距離1㎞近いのではないでしょうか。
まして、この頃のように陽気がいきなり暑くなってくると、陽炎の邪魔も無視できません。
照明が殆ど逆光:前にも考察しましたが、黒白の縞模様の美しさに見惚れたいのですから、只管(ひた . . . 本文を読む
我々自然相手の写真を嗜む者にとっては、被写体への光の当たり具合は非常に重要な条件です。折角、一期一会か、千載一遇の好機とばかりに胸躍らせてシャッターを押しても、まともに逆光だったり、加えて青空背景か、雲背景かの露出補正も切り替え忘れていたりして、泣きっ面に蜂か、踏んだり蹴ったりか、弱り目に崇り目というか、表現はどうあれリセット・リスタートが利かないから悲劇です。
尤も私は常々、酷 . . . 本文を読む
今年初めての邂逅、 従って 謹賀新年 です…。
昨年10月に3回も逢えて安心したところで、その後30回以上も空振りで、3月も中旬に入って、漸く逢えたものです。
ここ4年間の観察記録を振り返ると、なるほど、3~4月が1番、次いで10~11月が2番目の遭遇頻度です。
この日は、前日に確認のつもりで訪れた涸沼のオオワシが、今年は既に離日した由、腰を据えて小山ダムに来 . . . 本文を読む
古証文
この写真自体は古いものです。昨年10月末の物で、その前に2回報告していましたから、いわば証文の出し遅れ、です。台風を挟んで、毎週のように遭遇できて、余り有難味を感じずに放置していた感が有ります。それに、徒歩探索の456セットに依る撮影でしたし…。また、年初の Win7 ⇒ Win10 の切り替えに伴い、写真編集ソフトが暫らくの間使えなかったことも、遅延の原因の一つ . . . 本文を読む
先日、久しぶりにクマタカ成鳥をみましたが、一週間後の10/09、今度は幼鳥です。
ダムの主RANさんのブログに触発されて、杉と赤松を目印に旧道を探したのですが、天気ばかり好くて、出る気配が有りません。早くから陣取っていた先輩なぞは、啼き声を流して呼び寄せようと躍起ですが、効果が有りません。
私は已む無く場所を変えようと県道に上がり、橋の中程にかかった時、東の空で . . . 本文を読む
長い長い月日が経過しました。
主役のクマタカを、前回撮影したのは、今年の1月半ば。それをご報告したのは、5月頃、しかも、写真に自信が無くて、他の話題と一緒でした。
その後9カ月、探し回りました。県北に出かけただけでも、45日に及びましたが、ついに逢えないでいたのです。
ダム近辺では、彼方此方で杉林の伐採が例年に無く流行っており、伐採・集荷・運搬と、大型重機の稼 . . . 本文を読む
前回投稿から間もなく半年、皆様お久しぶりです。悪い癖で、一つの目標に絞って、目指すシーンを求めてアクセクしていました。それは、クマタカの餌取りシーンです。撮影メモを見ても、この間4カ月のうち、49日現地に通っています。現地といっても、狭く小山ダム周辺のみでなく、北は水沼ダムや花園神社辺りや今でも現役の牧場団地など、南は十王ダム近辺、西は八溝山、男体山古武屋敷・御前山ダム近辺まで足を延ばしたのですが . . . 本文を読む
高空通過
先輩と、主役に逢えない不遇を託ち(かこち)合って、夫々に別れて間も無く、頭上を飛ぶものが有る。『スワ猛禽か?!』ということで、先ずは撮影。
相当な高空で、撮影中最後まで自信を持てなかったが、丁度2分間で、計約100枚撮影した。
帰宅後PCで、翼の縞模様と、尻尾の縞模様を確認でき、待望の主役であることを確信できた。
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やはり出ました…
前回観察から一月近く経過した頃。
西の林からハトが飛来したり、カラスが数回出て来たりと、一頻り動きが有った後、約30分後、北西の林上空にポッと出ました。約5分間上空を旋回したのち、見失った始末。この時は確か、電柱越しの観察で条件が悪く、光の加減と相俟って、高空に見失ったものです。写真も20枚しか撮れていません。
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