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 ★★★ 久慈河畔便り ★★★ … 猛禽撮影、質問?、変だよ!、…趣味から老々介護の経験・感想など

猛禽の姿に見る自然環境の変化、質問、変だよ、趣味から老々介護の経験・感想など同好の方々との積極的な情報交換を希望します。

クマタカ季報(’25真冬) … 悲喜交々

2025年02月20日 17時39分38秒 | 1.猛禽_4_クマタカ

この日は遠くの峰々に霞か花粉がかかる一方、珍しく幾種かの野鳥にも逢えたりして、嬉しいような悲しいような一日でした。

 

 

1.期待の場所に主役が…、しかし悲鳴を上げて…

 

定点に予定より早く到着したので、上流側へ足を延ばしてみました。そこは県道が交差するところで広々と開けており、「ここで主役が出てくれたら、光の当たり具合も撮影によさそうだ…。」という期待で、折を見て訪問しているのです。

しかし過去には、トビが伐採跡地の上空を回遊するのは見てますが、主役は一度も見てないので、直ぐ定点に戻る積りで手軽にR7+RF100-400x2を一脚にセットしました。

気付くと、北西方向の杉並木の辺りでカラスが1~2羽、しつこく騒いでいます。時折ピューピューと情けない声が聞こえましたが、しかし、飛んで見える姿はカラスだけでした。

お付き合い程度の気持ちと、撮影セットの解像具合の確認のつもりで数枚撮影しておきました。

程経ずして、いかにも散歩の途中という風情で、近所の中年過ぎの婦人が話しかけてくれました。20分ほど立ち話をしている最中にも、弱そうな鳥の悲鳴が聞こえ、その婦人にも聞こえたようでしたが、普段は大型猛禽には気づいていない由、私は已む無く定点へ移動しました。

帰宅してPCで像確認して驚きました。派手に騒ぐカラスの下の杉の天辺に、只管(ひたすら)身を潜めている風情のものが居たのです。嬉しいことに、冠羽と尻尾の縞模様が、主役を示唆しています。距離は260mでしたが、ズームは咄嗟の400㎜設定で残念至極。しかしこの場所は、今後にも期待できそうです。

しかし一方、あのカラスのしつこいアタックを必死で避けて、悲鳴を上げる様は、主役らしくない惨めな姿でした。しかも、尻尾の縞間隔から見て、幼鳥ではなさそうでしたから…。

(下図はいずれも、R7+RF100-400x2、f=400、ISO=1600、トリミングのみ)

 

 

 

 

 

2.コゲラの慰問

 

定点に移動して待っていますと突然、間近の背後でコゲラの音(ドラミングというより寧ろ小鼓の音?)、が響きました。

首だけ回して眼で静かに探すと、逆光方向(太陽から約30度左)の枯木の天辺あたりに動くものが、影絵で見えました。一ヶ月くらい主役に遭っていませんので(上記1.の主役は、帰宅後の確認です)、全く慰問のタイミングです。その前後には、対岸の林などでもっと大きなゲラ(青か赤)のドラミングが聞こえていたのです。

コゲラの距離は16mと至近で、後処理を楽しみに、敢えて逆光を厭わず撮影しました、(R7+64Ⅱx2Ⅲ)。

逆光気味で撮影した後、最近では、①原図をトリミングだけ、②Win10のPhoto で処理、③キャノンのDPPのうちHDRで処理、④同じくトーンカーブで処理して、比較するのですが、次の4枚です。③のDPP-HDRが、容易にキレイな画像を呈してくれました。

 

 

 

 

④のトーンカーブの分は、容量が大きくなりすぎて例示できません出したが、出来栄えは、②と③の中間位でした。

 

 

3.定点で、遠くに主役の飛翔

 

トビが何回か回遊して回った後、前のコゲラから1時間ほど経ったころ、正面の峰のかなり遠くにお待ちかねの主役が北東方向から南東方向に、飛んで姿を消しました。太陽との位置関係は悪くなかったのですが、あまりに遠かったせいかISO値が不足していたのか、画像処理では改善できませんでした。

(下の4図は、R7+64Ⅱx2Ⅲ、ISO=1600で撮影し、順に、トリミングのみ無処理、Photo処理、DPP-HDR処理、DPP-トーンカーブ処理したもの)

 

 

 

 

 

 

 

 

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