そのシマフクロウが見られた。国の特別天然記念物で、絶滅危惧種ⅠA類に指定されていてる。アイヌ語では、「カムイ・チカブ(神の鳥の意)」という。日本では、北海道と国後、択捉、色丹に棲むという。食性は生きている魚が主で「配給」が支えとなっている。生活圏は狭く、渡り鳥のように国後まで出稼ぎに行くわけにはいかないようである。国の特別天然記念物といっても、この程度の扱いである。早く島の返還交渉をして、彼らの交流ができるようにしないと、近親相姦で種の力が弱ってしまうだろう。朱鷺の経験が活かされていないのは、なんとも残念なことである。朱鷺と違って、動物園のように囲われたところではあまり繁殖しないようである。「仮設」でも「配給」でもいいから、自然の中で自由に暮せるのが一番のようである。人間と同じである。初見初撮となった。
島梟 英名:Blakiston’s Fish Owl 大きさ71cm
島梟 英名:Blakiston’s Fish Owl 大きさ71cm