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ウクレレ製作中!Piya Ukulele Studio          ウクレレ製作 & レッスン!

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『真冬のハンドクラフトウクレレ展』レポート その3

2011年02月23日 | Weblog
昨日に続き、各出展者さんのレレ紹介です。

最初に横浜市からご参加の 鈴木さんのコーナーから。
と言いつつ、コーナーの全景を撮り忘れています・・スイマセン・・。

右側のブロックは、一般的なサイズのレレ達。
一般的・・という言い方も変ですが、左側のレレ達が驚異的なもので・・。



やさしい丸みのパイナップルレレ。見た目同様まあるい音色です。



バックはこんな感じ。材は・・お聞きしたのに、失念・・。失礼しました。



コアとターコイズを組み合わせたロゼッタも可愛いですネ!
ラベルもそれぞれ異なるようです。このレレは7号機のようですね。
それと、指板の端に見えるイタリアン・トリコロールのライン。
鈴木さんのコンセプトカラーのようで、他のレレでもどこかしかに使われています。



続いてはこちら。舟形ボディのレレ。バックパッカーのようなイメージで製作されたとのこと。
ボディ容積の小ささと形状ゆえ、音色はややタイトかな。
音量を確保するよう演奏時ボディが体に密着しないようにするための工夫もあります。



コアのスクラッチガードがワンポイント。バインディングもトリコロール。



ボディのラインがとても洗練されてますね。少し斜めに通った木目がイイ感じです。
ネックは3ピース構造ですね。



3ピースの中央の黒い材がヘッドを貫通している斬新なデザイン!どおやって作ってるの?!不思議・・。



こちらも舟形ボディ。こうして異なる材のレレを並べると絵になりますね~。増殖病に陥る危険度が高いデス!



これまた後ろ姿が美しい!
鈴木さんのレレは基本的にボディは刳り抜き構造。とっても作るのが大変なんですよ!
このレレなどはヘッド~ネック~ボディまで一体構造です。
ボディはサイド部分を残して全部刳り抜き、バックを貼り、トップははめ込んであります。
気が遠くなりそう・・。



こちらは6弦ですね。6弦と言えばハワイアン。やっぱり材はカーリーコア!



バックもギンギンカーリーコア。



ボディエンドのデザイン。どこかで見覚えありますね~。
そう、鈴木さんは、あの鎌倉のミツレレ 三井さんの生徒さんだそうです。
演奏も製作も習っているのかしら?うらやましいですね。
そう言われれば鈴木さんのレレ、全体的にミツレレに通じる雰囲気がありますでしょ。



クローバーのサウンドホール。



再びパイナップルボディ。こちらはトップも削り出しでラウンドしています。
おっ!ヘッドの形がミツレレ譲りですね。



こちらはサイドだけでなくバックも一体でくり抜いてます。
材は桜材。ご本人は着色に不満が残ったようですが、このほんのり赤味 味わいがあります。
構造上重くなりそうな気がしますが、以外と軽く、音色はとっても円やかですど好み!



ボディ内、刳り抜きの苦労が垣間見えますね。おお、指板も2重構造!



左側のブロックです。2インチ程もあろう見事なカーリーコアのブロック材を何気にスタンドに使ってます。
いずれは鈴木さんのレレになるのでしょう。
その上に並ぶ、こちらは超超ベビーレレ。どのくらい小さいかと言うと・・、



すどのコンサートサイズとの比較です。まあ小さいこと。



さらにカネゴンが持つとこんな感じ。1フレットと14フレット、一度に押さえられますね。



一番最初に製作したという最小レレ。
ご本人はさすがに小さすぎたとおっしゃってましたが充分演奏可能です。



こちらは少しサイズアップしたコアボディ。
ペグの使い方もいろいろ実験されているようですね。すどはこのノーマルな感じが好きです。



こちらはマホガニーボディ。



こちらはレースウッドボディ。
写真では分かりにくいですが、小さいブツブツ模様の質感がverygood!



この超超ベビーレレのすごいのは、こんなに小さいのにオモチャでも飾りでもなくちゃんと演奏出来ること。
ピッチもしっかり、音量もばっちり。コアやマホの素材の違いも感じられます。
もちろん演奏技術がないとダメですけどね。
プロの海田さんが試奏されてましたが、素晴らしい音色を奏でていました。今度どこかのライブでお使いになるそうな・・。
展示会には楽器店の方も多数お見えになっていましたが、注目度一番でした。
近々店頭に並ぶかもしれませんね。でも皆さん、小さいからって安く見積もらないでくださいね。
使用する木材こそ少ないけど、製作の手間は同じですから。小さい分余計に大変でしょう。
ペグだって普通のレレ用よりはるかに高価なんですよ!



鈴木さんです。とってもダンディ!


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続いて 府中市からご参加 Joo Guitar Craft 日野さんのコーナー。またまた全景を取り忘れ・・。トホホです。

こちらが日野さんです。あっ、写ってました。バックの右側が日野さんのコーナーです。
本業のお名刺をいただいて・・?  Artist と書いてあります?
家に戻り日野さんのHPを拝見しました。 芸術家さんです。

日野譲さんのHP

ウクレレ製作歴は何と2か月! 今年の1月から製作開始。展示会初日の朝に弦を張りました。
そのパフォーマンスには驚きです。



こちらはコアボディのレレ。コンサートサイズでしょうか。初製作でこの完成度。恐れ入ります。



後ろ姿はこんな感じ。バックも贅沢にワンピースのコア材。



ヒールキャップにワンポイントで鬼カーリーコア。おしゃれさんですね!



ヘッドにはカエルのインレイ。
こういったインレイの切り出しや、ブリッジ、サドルなどの製作には秘密兵器を使っているんですよね~。
その兵器を教えていただいて調べてみましたが、すどには使いこなすのはベリーハードな代物でした・・。
でもこの兵器があるとすごく可能性が広がりますね。あきらめずに検討を続けます!



んん~!このサウンドホールどうなってるの~? って思いますよね。
これが第2の秘密兵器!レーザー加工です。
ポンと叩くと抜けてしまいそうですが、そう脆くはないそうです。怖くて試せませんが・・・。



会場で販売していたミニチュアレレのストラップ。
実はこれもレーザー加工を使った日野さんの作品なのでした。



こちははホワイトシカモアのレレ。美しいですね。



トップもバックもワンピース。



ネックのカーリーが眩しい!



ヒールキャップの色使いもイイ感じです。それにしても色白で美しい材ですね。



そしてこちらもレーザー加工。
しかしそれだけではありません。ホールの奥に何か見えませんか?・・トカゲがひそんでいます。



これですコレ! 本業の方での作品ですね。
(写真はネットで見つけました。無断使用ご了承ください)



こちらは前出2本の製作前に、HOSCOのテナーウクレレキットをベースに試験的に製作されたレレ。
トップ材は差し替えて、必殺レーザーサウンドホールに。



サイドにセカンドホールを空けるなど、元がキットとはいえオリジナリティがあります。



何か秘密兵器に頼っているような書き方をしてしまいましたが、もちろんそんなことはありません。
自分が考え付かないような手法を駆使されているのが羨ましいだけですので・・誤解無きよう。

今回のレレは1作目。次はどんなアイデアが出てくるのでしょう?楽しみにしています。


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続きはまた明日・・。

『真冬のハンドクラフトウクレレ展』レポート その2

2011年02月22日 | Weblog
『真冬のハンドクラフトウクレレ展』ご報告の続き、各出展者さんのレレを紹介します。
順番は実際にギャラリーをぐるっと一回りするような感じで・・。


静岡市からご参加の Cozzy Guitar Craftの杉浦さんのコーナー。



ギャラリーに入って最初に目に飛び込むのが、ソプラノよりもぐっと小さいベビーサイズのレレ『Hina』。
チャランゴ用の弦が張ってあり、通常のレレの1オクターブ上のチューニング。
キャンキャンと元気で可愛らしい音色です。



トップはジャーマンスプルース(かな?)。サイド・バックはカーリーコア。



この『Hina』くん、こうして専用ケースに収まっている姿が実に愛らしい。
杉浦さんも そう思っての展示でしょうネ。



こちらは10弦ハープウクレレの『Air』。強烈なインパクト!でも音色はとてもエレガント!
低音の2本と高音の4本は開放でCチューニング。1弦の3フレットを押えればジャララララ~ンとCの和音が響きます。
弾きこなすのは大変そう・・・ですね。



ボディ・ネックともホンジュラスマホガニー。



フラットマンドリン風のヘッド。



大作ですね。



こちらは『Aloha』レレ。文字通りアロハシャツ風。襟元やレイのあたりが可愛らしい。
写真では分かりにくいですが、袖口や裾部分には別の材を使用しリアル感を増しています。



ボディはカーリーコア。バックのカーリーは自然に付いたしわの様にも見えますね。
贅沢なアロハシャツです!



とても印象的なルックスの『Tony’s』。
このレレ、普段は静岡市にあるハワイアンフードレストラン TONY'S さんでディスプレイとして飾ってあるそうで・・。
でも弾いてみると、お世辞抜きでとてもとても素晴らしい音色。弾いてあげないと可哀想です。
トップはグラデーションの美しいカーリーコア。すどが以前製作したアニータさんの材料に感じが似ていますね。
もしかしたら姉妹?



お店のパンフレット。雰囲気も良さそうでお料理も美味しそう。
静岡方面に行ったら寄ってみたいですネ。



サイド・バックはアフリカンブラックウッド。製作時にはトゲで悪戦苦闘したそうな・・。



サウンドホールはカジキマグロ。お店のシンボルですね。



サイドに開けた3つ目のホール。これがこのレレのサウンドに非常に貢献しているようです。



杉浦さんです!若い!

杉浦さんのHPはこちら

Uke Uke a Go! Go!
杉浦さんの裏サイト?。ウクレレ情報が満載、何度でも訪問したくなるサイトです!

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続いて、伊豆大島からご参加の MOLA CRAFT 岡山さんのコーナー。

初日の朝撮ったのでまだ準備中な感じです。スイマセン。



まずは 缶レレ。ボディが金属ですのでリゾネーターのような音かな?と思いきや、
どちらかというとバンジョーのような感じでしょうか。



ボディはこの油缶。職業柄いくらでも手に入るそうです。
右上のキャップを外すと音色が変わったりします。



これが心臓部。四角い缶だけでなく、いろいろ応用出来そうデスね~。



マホガニーボディのレレ。ポジションマークの入れ方が面白い。



ネックは7ピース構造。レイラニ風!



こちらのトップ材は何でしょうか?トチあたりでしょうか?ちょっと不明です。ゴメンなさい・・。
声が聞こえてきそうなサウンドホールです。



サイドとバックはウォールナットのようです。



こちらはカーリーコアボディ。ちょっとトボケタ感じの表情。



バックもカーリーコア。ふっくらとラウンドしていました。



こちらのトップ材は大島桜だそうです。地元の材をお使いになっています。



一枚板の贅沢仕様です。

岡山さんのレレはいずれも素朴で暖かい感じの音色でした。

大島からのご参加で、3日目も不在だったりしたので、あまり詳しいお話が聞けませんでした。
お写真も撮れず・・。
懇親会では席がお隣だったんですけど・・・。



地元の宣伝も抜かりなく・・。


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続きはまた明日・・。

『真冬のハンドクラフトウクレレ展』レポート その1

2011年02月21日 | Weblog
昨日終了した『真冬のハンドクラフトウクレレ展』のご報告です。
盛りだくさんなので数回に分けて・・。
まずは3日間通しての雰囲気を。

2/18初日。
前日夜からの大雨。朝、荷物を車に積込む時もまだかなり降っていました。
ところが西荻窪に着くころにはすっかり降り止み、日も射してきました。

会場のギャラリー「みずのそら」。



朝10時頃から出展者がポツポツと集まり準備を始めます。
写っているのは、静岡の杉浦さん。



ひととおり準備が済んだら、お客様より一足先に皆さんのレレを見て回ります。
こちらは岐阜の坂井さん。一睡もせずやって来ました。



横浜の鈴木さんご夫妻。後ろからスイマセン・・。


12時にスタートしましたが、さすがに平日。はじめの頃はお客様はポツポツと・・って感じ。

そんな時はのんびり いれ立てコーヒーと熱々のマラサダ。



カフェスペースから中庭を眺めます。



カフェの隣ではハワイアングッズなどの販売も。
下のほうに沢山立てかけてあるのは、主催者 森さんが持ってきたウクレレの材料。
目の毒です。



目の毒です。あまり直視してはいけません。


だんだんお客様も増え、ローリングココナツさんの取材なども入り、時間はあっという間に過ぎます。

海田明裕さんがお見えになり、いろいろアドバイスをいただきました。



1日目のラストは海田さんのライブ。この日は出展者ものんびり聞くことができました。
海田さんには2日目・3日目もお仕事の後駆けつけていただき、
素敵な演奏を聴かせていただきました。ありがとうございます。


2/19 2日目。

この日は午前中から多くのお客様。



日進ウクレレ倶楽部の皆さんもたくさん来ていただき、大騒ぎ?していただきました。


この日のライブはハニーバイキングさん。

ジャグバンドっていうのかな?
いろんな楽器を駆使して、楽しい歌と演奏を聴かせてくれました。



いつになく真剣に聴いているこの二人・・。



中庭でガラス越しに演奏を聴くのもイイ感じです。ちょっと寒いけどネ。



「みずのそら」の由来?



ビックリしたのが ゆうこさんのバケツベース。
パーツはバケツと木の棒とワイヤー1本。
音量もあり立派な楽器です。でも弾きこなすのはとってもムズカシソウ・・。



WAIWAIのベーシストも興味津々です。

この後、海田さんのライブがあり、2日目も無事終了。
お客様にたくさん来ていただき、お昼を食べ忘れるほどの盛況でした。

19時に閉めて、この日は懇親会。
近所の カレーも美味しい石垣島料理の居酒屋さん? 石垣島風おつまみも美味しいカレー屋さん(どっちだ??)で
楽しいお酒をいただきました。

ピンボケでスイマセン。
挨拶されているのは 今回のウクレレ展の主催者、FINEWOODの森さん。
右奥にいらっしゃるのがプロデューサーの白水さん。
左手前にいらっしゃるのは後援してくださった、ご存じT'sの高橋社長。



乾杯は海田明裕さん。暖かい応援のお言葉をいただきました。
写真には写っていませんが、山崎ギター工房の山崎さん、クラフトムジカの高山さん、
ハニーバイキングのゆうこさん もご参加くださいました。


そして2/20 最終日。
朝 会場に着くと森さんから「須藤さんチョットー」とお声がかかりました。
「きのうの夜 製材に出していたコアが届いたんですよ!イイ材ですよ!」と。
ああ・・、見ないようにしていたのに・・。
で、テナー用1セット連れて帰ってきてしまいました。お支払いは後ほど・・。

黒い線が複雑な模様を描く、スポルテッド風?カーリーコアです。
製材したてですので、しばらくお休みさせます。


この日もたくさんのお客様にお越しいただきました。
ただ2日目と違い、ド~ッといらっしゃってド~ッとお帰りになる といった感じで
空白の時間があり、お昼を食べ損ねずに済みましたデス。


ライブは京都からはるばる来てくださった ゆの さん。

ハニーバイキングのゆうこさんがあのベースで、森さんがウクレレで コラボです。



ゆのさんの後ろで聴いていらっしゃるのはカイマナ佐藤さん。

そして海田さんにラストライブを聴かせていただき、全日程が終了。

ご来場のみなさんありがとうございました。



・・ん、肝心のレレがちっとも出てこない?!
スイマセン・・明日からゆっくりアップさせてください。

待てない方は・・、
T's高橋社長がツイキャス(って言うのかな?)でライブレポートしてくださっています。
PC環境によっては見られないのかも知れません。この辺良くわからないのですが・・・。
すどはツイッターやっていませんが、見ることが出来たので、とりあえずご紹介。

出展レレのレポート
高橋社長がコメント付きでレポートしてくださっています。


海田明裕さんのライブ 1
海田明裕さんのライブ 2
海田明裕さんのライブ 3
1日目のライブの様子です。甘いウクレレの音色が魅惑的!


ハニーバイキングさんライブ
2日目のライブです。明るく賑やかな演奏です。



『真冬のハンドクラフトウクレレ展』無事終了しました。

2011年02月20日 | Weblog
2/18~20の『真冬のハンドクラフトウクレレ展』、
3日間の日程を無事終了いたしました。

ご来場いただいた皆様、
応援をしていただいた皆様、
本当にありがとうございました。

お花や差し入れなどもたくさん戴きまして
ありがとうございます。

ご報告したいことがたくさんありますので、
明日から追々 記事をアップいたします。