ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

不思議なハートの力00041電子の世界⑪

2018年01月30日 09時51分34秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」
不思議なハートの力00041電子の世界⑪

--救出(2)--

(よおし。出陣)
「雅美は、どうする?」真奈美は尋ねた。
「いい…行く。
 私も友達だから」
「了解
 レイナさん。行ってくるね」
突然、部屋のドアの前が光った。
(何?)真奈美と雅美は、驚いた。
(もう、攻撃はじまったの?)
「はじめまして」光は、答えた。
真奈美と雅美は、目を凝(こ)らした。
光の中には、背中に羽の生えた少女の妖精がいた。
「私は、朋ちゃんの部屋の物の妖精です。
 私が案内します」
光の妖精は答えた。
「ありがとう。
 心強いです。
 じゃ。仕切り直し。
 出陣じゃ」
真奈美と雅美と妖精は、家の外に出た。

そこには、古城がそびえていた。
古城は、灰色の煉瓦(れんが)で出来ていて、
三つの塔が突き出て、下に高い土台がある。
そして、壁は枯れてた蔦(つた)で覆われていた。
入口へは、階段が続いている。
二人と妖精は、警戒して階段を上った。
(何も起こらない。魔女はお昼寝中かな?)
入口に着いた。
入口は、3メートルはある木の扉で出来ていた。
(取っ手があ。呼び鈴も)
まさか、呼び鈴を押すわけもいかず。
真奈美は、取っ手を引いた。
(重い)
「ギィィィー」
鈍い軋(きし)む音がした。
空気が重い。何かカビ臭い。
「気を付けて、
 仕掛けがあるかもです。
 朋ちゃんの居場所は地下よ」妖精は言った。

つづく 次回(救出3)


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