不思議なハートの力00041電子の世界⑪
--救出(2)--
(よおし。出陣)
「雅美は、どうする?」真奈美は尋ねた。
「いい…行く。
私も友達だから」
「了解
レイナさん。行ってくるね」
突然、部屋のドアの前が光った。
(何?)真奈美と雅美は、驚いた。
(もう、攻撃はじまったの?)
「はじめまして」光は、答えた。
真奈美と雅美は、目を凝(こ)らした。
光の中には、背中に羽の生えた少女の妖精がいた。
「私は、朋ちゃんの部屋の物の妖精です。
私が案内します」
光の妖精は答えた。
「ありがとう。
心強いです。
じゃ。仕切り直し。
出陣じゃ」
真奈美と雅美と妖精は、家の外に出た。
そこには、古城がそびえていた。
古城は、灰色の煉瓦(れんが)で出来ていて、
三つの塔が突き出て、下に高い土台がある。
そして、壁は枯れてた蔦(つた)で覆われていた。
入口へは、階段が続いている。
二人と妖精は、警戒して階段を上った。
(何も起こらない。魔女はお昼寝中かな?)
入口に着いた。
入口は、3メートルはある木の扉で出来ていた。
(取っ手があ。呼び鈴も)
まさか、呼び鈴を押すわけもいかず。
真奈美は、取っ手を引いた。
(重い)
「ギィィィー」
鈍い軋(きし)む音がした。
空気が重い。何かカビ臭い。
「気を付けて、
仕掛けがあるかもです。
朋ちゃんの居場所は地下よ」妖精は言った。
つづく 次回(救出3)
--救出(2)--
(よおし。出陣)
「雅美は、どうする?」真奈美は尋ねた。
「いい…行く。
私も友達だから」
「了解
レイナさん。行ってくるね」
突然、部屋のドアの前が光った。
(何?)真奈美と雅美は、驚いた。
(もう、攻撃はじまったの?)
「はじめまして」光は、答えた。
真奈美と雅美は、目を凝(こ)らした。
光の中には、背中に羽の生えた少女の妖精がいた。
「私は、朋ちゃんの部屋の物の妖精です。
私が案内します」
光の妖精は答えた。
「ありがとう。
心強いです。
じゃ。仕切り直し。
出陣じゃ」
真奈美と雅美と妖精は、家の外に出た。
そこには、古城がそびえていた。
古城は、灰色の煉瓦(れんが)で出来ていて、
三つの塔が突き出て、下に高い土台がある。
そして、壁は枯れてた蔦(つた)で覆われていた。
入口へは、階段が続いている。
二人と妖精は、警戒して階段を上った。
(何も起こらない。魔女はお昼寝中かな?)
入口に着いた。
入口は、3メートルはある木の扉で出来ていた。
(取っ手があ。呼び鈴も)
まさか、呼び鈴を押すわけもいかず。
真奈美は、取っ手を引いた。
(重い)
「ギィィィー」
鈍い軋(きし)む音がした。
空気が重い。何かカビ臭い。
「気を付けて、
仕掛けがあるかもです。
朋ちゃんの居場所は地下よ」妖精は言った。
つづく 次回(救出3)