ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0211_東の王(001)裕也の冒険

2020年01月03日 07時12分52秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0211_東の王(001)裕也の冒険
--死神①--
裕也は、ベットで熟睡していた。
昨日の仕事で疲れていたのであろう。
真夜中になったころ。
(うぅぅぅ)
お腹が痛い。
(何かが腹を切っている。
 剣先が腹を滑る感覚がする。
 誰を切っているのだ)
何者かが裕也の身に入っている。
(誰?
 僕の身に接(く)っいているのは)
裕也は尋ねた。
(腹を誰かが切りに来るの。
 毎晩。
 痛みに悩まされているの。
 このままにしておいて)
女の子が返事した。
人が身に入ると裕也はその子の痛みを感じる。
その子は痛みが和らぐみたいだ。
(分かった)
(こんな痛い気のない女の子を。
 誰だ。腹を切るのは。
 やめろ!)
裕也は怒号した。
(阿修羅は、仏法に帰依したのだろう。
 証を見せろ。
 阿修羅の子よ。
 また、明日も来る)
声がした。痛みは消えた。
つづく 次回(東の王002)死神②

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