海中道路は沖縄本島の与勝半島と平安座島を結ぶ、橋とは違って海を埋め立て道路にしたのが特徴。途中で水路が(人工島と橋も)あって完全に陸続きになったわけではない。
私はこれまで「海中道路」はああいった道路のことを言う一般名詞と思っていましたが、沖縄のそこだけを指す固有名詞のようです。一般名詞としては「土手道(どてみち)」、英語ではcauseway(コーズウェイ)というそうです。ウィキペディアの「海中道路」のページを見て沖縄のあの海中道路のことしか載ってなかったので知りました。「海中道路」は英語版ウィキペディアでは「Mid-sea Road」となっていました。やはり固有名詞のようです。
土手道は海に限らず、湖や川、海と湖の間に作られたものもある。海と湖の間のものは、オランダのワッデン海とアイセル湖の間のものが有名。
沖縄の土手道は他に本島と瀬長島を結ぶものもある。また、琉球王国時代には今の那覇市内に「長虹堤」があった。私が高3の時、国語のレポートで那覇市の地理に関する作文を書いた時、長虹堤にも触れて、長虹堤のことを「海中道路」と表現したような気もする。
しかし、「海中道路」というのもおかしい。「海中」というと普通、水中のことだから。「海上道路」と言った方がいいんじゃない、と思ったこともある。まあ、埋め立てして陸地になってる点では「海上」でもおかしいけど。
「海上道路」は一般名詞としても使われ、海の土手道は海上道路ということもあるようです。
沖縄では土手道のことを海中道路と言う風潮があるみたい。一つのウチナーヤマトグチってところかな。
瀬長島につながる道も「瀬長島海中道路」という名前がついているらしい。
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