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オノマトペに付くことが多い「めく」

 「きらめく」、「はためく」、「どよめく」など、「◯◯めく」という動詞の語尾は、オノマトペ(擬声語、擬態語)に付く(オノマトペの後に「めく」を付けて動詞化する)ことが多い。
いろいろ例を挙げると下記のようなものがある。

きらめく:きらきら輝く
ざわめく:ざわざわする
どよめく:「どよ」という音がする
はためく:紙、布、翼など薄い物がはたはた(ぱたぱた)揺れ動く(なびく)
よろめく:よろよろする
うめく:うーという声を出す
わめく:わーわー叫ぶ(泣く、騒ぐ、怒鳴る)

「めく」はオノマトペ以外にも名詞に付けて「◯◯らしくなる」、「◯◯の風情が出る」という意味の動詞を作ることもある。「春めく」、「秋めく」など。「大和めく」(日本風になる)、「唐めく(からめく)」(中国風になる)という使い方もある。

「ときめく」には二つの意味があって、一つは「胸がどきどきする」(「どきどき」は昔は濁らず「ときとき」と言ったのだろう)、「心が躍る」という意味。もう一つは、「時の流れに乗って栄える」、「時勢に恵まれる」という意味。後者は漢字で「時めく」とも書く。

うちなーぐち(沖縄方言)では、「パチみかす」(パチという音を出す)、「バンみかす」(バンという音を出す)というふうに、「◯◯という音を出す」という意味で「◯◯みかす」と表現する。これは標準語の「めかす(めかせる)」に対応しているんだなと思った。

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