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月影の門 4

2009-01-31 21:04:57 | 小説 月影の門
「それじゃ、ライブ頑張ってね。あたしも、まどかちゃんと見に行くから」
 そう言って、ミイコは帰っていった。
 まどかちゃん と言うのは、同じアパートに住む 篠塚円 という名のれっきとした成人男性である。ただ、きれいな顔のため、子どもの頃、女の子の服を着せられるなどしたとの事で、ちゃん付けで呼ばれる事がコンプレックスになっているのだそうだ。
 それを知っていながら、年上の男性を まどかちゃん と呼ぶミイコも結構、いい性格かもしれない。


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