本当の自分とは自然の一部であることを
私たち人間は忘れてゆくように生活をしている。
家、家具、車、道、といった人工物に囲まれて、
社会で要求される行動をとり、それらが現実だと思い込む。
自分のとるほぼ全ての行動は他者を見本にしてきたもの。
「真似る」、ということも自然の行為の一つだが、
人はそれが大半を占めてしまい、自然の衝動を押し殺すように訓練して、
自分に自然の衝動があることさえも忘れてゆく。
木花、犬や猫達は自然の衝動に沿って生きている。
猫は鳥を見たら狩りの衝動にかられ、
ダンボール箱を見かけたら中に入る衝動にかられる。
時に私たち行動を真似ようとしており、うち猫はスリッパを履こうとし、
朝には私の頭を撫でて起こそうとする。
(人間の皮膚の弱さを理解していないので、私が痛がっていることがわからないが、
朝5時に私を起こしてご飯にありつくという目的は確実に達成している)
心身症の原因は心の中の葛藤にあるという理論がある。
自然の自分から発する衝動を社会の常識に沿うように
厳しく取り締まりすぎることの問題を提示している。
お酒で人格が変わったり、記憶を無くしたりすることは
こうした理論をサポートしている。
自分の中にどのような自然、衝動があるのか理解し、
その衝動を安全に解放できる状況を与えてあげられることが理想的だ。
アウトドアやスポーツを楽しむことは効果的である。
また日本から世界に広がったカラオケは、
利用方によっては衝動の解放に素晴らしい道具だと私は思う。
自分を取り戻すことで、演じることにエネルギーを費やすことが減り、
エネルギーの流れが円滑になり疲れにくくなる。
自分の役割を理解してゆくことになり、何事にもやる気が出る。
また、自然とつながりを思い出すことで、想像力や洞察力が増す。
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