微風/びふう

微風・びふう・・・ちょっとだけガーデニング・リース作り、ブログで綴る物語や音楽など・日々のあれこれを楽しんでいます♪

岩屋公園の紅葉♪

2019-11-30 22:56:19 | 鹿児島の風景・自然写真

 

 

鹿児島市南九州市 自然豊かな清水岩屋公園の紅葉の季節です

紅葉が始まり、公園の中は午後の陽に美しく映えていました。

最近一日おきに往復する国道からすぐそばにある岩屋公園の紅葉。

まだ緑が残る爽やかな紅葉に見とれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからもっと深い紅葉が楽しめそうです

真っ赤になったころもう一度行ってみようかな!

色付いた樹々が陽に映えて深まり行く秋を楽しませてくれました!

 

2019/11/30

南九州市 清水岩屋公園の紅葉

技術が無くてきれいな色をうまく写せませんが、

次回に銀杏の黄葉の風景をアップするつもり。。。

 

 

 

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羽衣・・・物語

2019-11-28 20:04:41 | 羽衣/ブログ物語

短いブログ物語

 

物語 「 羽衣 」 5-3

海が好きな雄太と絵本が大好きな綾子ーーー

子供ならではの、

現実と物語の世界を行ったり来たりしながら成長していく二人の日々に時を刻む音など聞こえない。

 

図書室で絵本に見入る綾子の横で雄太がちょっかいを出したり独り言をつぶやいたりしている。

小学一年の雄太は読書のふりをするのも得意だった。

 

「いつも同じ本ばかりだね」

「そう、この本が一番好きなの、私の宝物」

綾子のお気に入りは「天の羽衣」の絵本だった。

その絵をのぞき込んだ雄太が言った。

 

「ねえ、その女の人綾子ちゃんみたいだね、ちょっと似ているよ」

「ほんと?ほんとに似てる?」とうれしそうに笑う綾子。

何度も何度も読み返し、

私もいつかこの素敵な羽衣をまとった天女になりたいと、

綾子は夢見ていた。

 

二人の家からすぐ近くに松林があり、

その先の砂浜から海へと続く景色はとても美しい。

まるで「天の羽衣」の絵本の中のそのものだった。

 

小さな綾子の想いがどんどん膨らんでいく。

天女様はきっとこの松林で美しい羽衣の舞いを舞っていたに違いないと思った。

 

松林、天女、羽衣、綾子、

そして松林を抜ける風。

いつしか、

天女になった綾子は「天の羽衣」の絵本の中をさまよいながら物語の中の風になる。

 

ある日、

いつものように海を眺めていた雄太がふと振り返った松林、、、

続くーーー

 

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思い出のドライリース

2019-11-19 23:44:06 | 花の遊惑星・ リース・フラワーアレンジなど

自然素材でハンドメイドのリースーーー

 

ずいぶん前に作ったリースがとてもいい感じになっています。。。

フレッシュリースも素敵ですが、

特に手作りのドライリースは、リメイクもまた楽しみ♪

 


 

ドライリースは、時間の流れや気候により少しづつ少しづつ変化していくのを長い年月をかけて楽しめるのも素敵です♪

深みのある風合いの今が一番美しいのですが、少しカビが出てきたのでリメイクすることにしました。

でもちょっと名残惜しいので、作った時を思い出しながら経年変化の風合いをもう一回ゆっくりと楽しんでみました(^^♪

 

公園で拾った木の実や、庭で集めた木の葉、花壇で育てた草花の花殻や実など、

その一つ一つがそれぞれにまだまだ美しく輝いている思い出のドライリース♪

 

 

乾燥してめくれた葉と乾いた色がとてもいい感じ、

ハイビスカスローゼルの実の赤い色が抜けて柔らかい色になりました!

 

 

ヘクソカズラの実、 シャリンバイの実!

 

マンリョウの実、ツゲの葉!

 

わが家のサザンカの実、公園で拾い集めた楓の実など!

 

生垣のツゲの葉もほんのりとグリーンが残って素敵な色合いです!

 

あの頃はよく歩き回って自分だけのドライリース用にと色々集めました(^^)

 

クヌギのドングリを外した殻斗の部分とか!

 

ムカゴの蒴果も!

 

自然素材でハンドメイドーーー

乾いたナチュラル感も、

いつか朽ち果てていくまでの経年変化のメカニズムの深みを感じる思い出の手作りのリース!

 

夏場に準備したドライフラワーや実を入れ替えたりしながら、

もう一度新しくデザインするのも楽しみです♪

 

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羽衣・・・短い物語

2019-11-16 23:27:26 | 羽衣/ブログ物語

ブログ物語

物語 「羽衣」  5-2

 

 

あれから数日後も、、、雄太は砂浜にいた。

浜辺にはあの日と全く同じ風が吹いている、、、

 

「雄太君もうお昼だよ」

砂の上に足を投げ出して、あたりに転がっている軽石を手元に引き寄せながら海を眺めている雄太の横に綾子が腰をおろした。

 

「あのさ、雄太君は私の事どのくらい知ってる?」

ちょっと唐突かなと思いながら声をかけた。

「知ってる知ってる、何でも知ってる、綾子ちゃんの事なら何でもわかってるさ」

それならばと、雄太もすかさず聞き返した。

 

「で、綾子ちゃんは俺の事どのくらい知ってる?」

「私だって雄太のこと何でも知ってるつもりだけど、でも、時々何考えてるのかよく分からないなあ、、、」

あぁ、この話はここまで、、、と、

ちょっと気まずく感じた綾子が話を止めた。

そして、

「あ、ハイ、これ上げる」と

雄太が先ほど集めておいた軽石を一つ渡した。

「あ、これいいな、、、軽石に開いているこの小さな穴を見てごらんよ、何かすごいパワーが閉じ込められているような気がする。まだ解明されてない物質やパワーを知りたいなあ、俺、科学者になろうかな」

「あ、なれるなれる、なれるかも! 雄太君科学者になれるよきっと」と、綾子が笑った。

「ありがとう、この軽石僕のコレクションにしょう」

「コレクションじゃなくて、宝物ね」

「あ、そうそう宝物だね、ありがとう」

大事にしてよ、と言いながら立ち去る綾子の後姿を見ながら雄太がつぶやいた。

何だよ、これ俺がさっき集めた石じゃないか、、、

 

いつもの海、砂浜、松林、雄太と綾子、振り子のようによぎる、、、幼いあの時。

 

雄太が松林に目をやる。

今でも鮮やかに舞う羽衣、、、

高校生の雄太の現在と過去を行ったり来たり。

 

綾子にもらった宝物の軽石を大事にしながら、雄太の夢は科学者に向かって少しづつ現実味を帯びて行った。

 

高校も大学も別々の二人だったが、近所の幼馴染だったという事もあり気心の知れた二人はやがて結婚する。

生まれた時から死ぬまで一緒と決まっていたかのような二人。

その後も雄太は科学の道へ、

絵本が好きだった綾子は出版関係の仕事を続けながら二人の子供を育てた。

 

それは雄太が小さいころ夢に描いていたような幸せな結婚生活、、、

 

続く。。。 

 

(3話では、小学一年生の雄太と綾子を振り返る)

 

 

ーーーーー物語 夢 振り子 現在 過去 未来 科学 記憶 人工知能

 

 

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羽衣・・・短い物語

2019-11-05 19:35:46 | 羽衣/ブログ物語

ブログ物語

ーーー秋の日の雛祭り、

ーーーあれから数年後の雄太と綾子   ・・・下に物語を追加しています

 

物語「 羽衣 」 5-1

 

 

 過去にアップした「・・・物語」から時を経て

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雄太と綾子は家が近いこともあり 、一緒にいる時間も多かった。

 

高校一年の夏、砂浜に腰を下ろして打ち寄せる波を見つめている雄太のところへやって来た綾子がいきなり言った。

「雄太君、私、雄太君と結婚なんかしないからね、何でいつもみんなの前であんなこと言うの、綾子ちゃんが俺の嫁に来るなんて、、、おかしいよ。」

「雄太君は冗談言ってるつもりかもしれないけど、私の身にもなってよ、変なこと言わないで、分かった?」

「ねえ、分かった雄太君? 雄太、聞いてるの?」

それを聞いて、まるで母ちゃんみたいな綾子ちゃんだ、、、などと、思った雄太がやっと口を開いた。

 

「聞いてるよ、聞こえてます」

「でもさあ、あの時綾子ちゃんはちゃんと俺のお嫁さんになるって言ったじゃないか」

と、雄太は100パーセントとからかっている。

「それって小学校一年生の時の事だよね、、、そんな小さい時の話を本気にしてるっておかしいよ、どうかしてるんじゃない?僕のお嫁さんになってくれたら宝物をあげるなんていやらしい事言ってさ!それにあんな宝物とっくに返したよね、ほんとにいやらしい、、、」

別にいやらしい事なんか言ってないけどな・・・

 

怒りが収まりそうにもない綾子をチラッと見ながら、これ以上怒らせるとヤバイと雄太は思った。

「本気にしているわけないだろう小学一年生の・結・婚・話・なんか、だからもう冗談は言いません」

あ、そう・・・

 

ーーー続く

 

 

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