微風/びふう

微風・びふう・・・ちょっとだけガーデニング・リース作り、ブログで綴る物語や音楽など・日々のあれこれを楽しんでいます♪

山羊さんゆうびんの子守歌・・・物語

2021-09-10 13:32:08 | 短い短い物語とか

子守歌にならなかった子守歌の物語ですーーー

二階で寝ていたはずの小さな孫たちがベッドから飛び出して騒いでいます。

見つからないように、

怒られないようにと、そっとそっと忍び足のつもりが、

いきなりバタバタッと足音が響てきました。

 

こら~何してるの、早く寝なさいっ!と、下からお母さんが怒鳴っています。

大急ぎで自分のベッドに逃げ帰っていく孫ちゃんたち。

暫く静かになったかと思うと、

いつの間にか私の部屋の前で小声でおしゃべりしている声が、、、

こうなるともう私の部屋に呼んであげるしかありません!

二人ともこっちにおいで、バアバと一緒に寝ようか?

 

待ってました、、、とばかりに、

お兄ちゃんと妹がパッとドアを開けて走ってくるとベッドに飛び上がり布団の中に潜りました。

布団の中からジ~ッと見つめる四つの目!

 

じゃあ、またいつもの歌を歌ってあげるね、白やぎさんと黒やぎさんの歌だよ♪

二人が目を見開いたまま、コクン、コクンとうなずきました。

こんなにギラギラした目だと、すぐには眠ってくれそうにもありません。

白やぎさんと黒やぎさんの歌を出来るだけゆ~っくりと歌う事にしました。

 

しろやぎさんから おてがみついた 

くろやぎさんたら よまずにたべた 

しかたがないので おてがみかいて

さっきのてがみの ごようじなあに ~・・・・・・ .  .  . ~・・・・・・ .  .  .

 

だいぶ伸ばして歌ったけれど、

どんな様子かなと布団の中を覗くと、

二人ともパッと目を閉じて寝たふりをしています。

 

ちゃんと目を閉じて寝るんだよ、、、

今度はトントンと、そ~っと肩をたたきながら二番をさっきよりもっと長く伸ばしながら歌いました。

 

くろやぎさんから おてげみついた

しろやぎさんたら よまずにたべた

し~~かたがな~~いので お~~てがみか~~いて 

さ~~っきのて~~がみのご~~~ようじな~~~あに ~・・・・・・ .  .  . ~・・・・・・ .  .  .

 

どれどれ、、、どうかな?

孫たちを覗き込めと、目を閉じたまま動きません、

さっきあんなに走り回って疲れたのか、やっと寝たようです。

念のために暫くトントンと優しく二人の肩をたたいてからゆっくりと手を引っ込めました。

そして私も眠ることにしました・・・

 

私が目を閉じたとたん、

二人はパッと布団をはいで、

バアバ、もう寝たのかな?と覗き込むと、

そのままベッドから飛び降りて、そ~っとそ~っと逃げていきました。

子守歌失敗~!(^^)!

あの時、

白やぎさんと黒やぎさんの歌をエンドレスで

もっと続けて孫たちに歌ってあげればよかったのに、、、

 

一枚上手の孫たちでした!(^^)!

 

 

ずいぶん前からある歌の本を開くと、

「山羊さんゆうびん」の歌がありました!

10年以上前、よく孫たちに歌ってあげた子守歌が、この 「やぎさんゆうびん」の歌だったので、

あの頃の小さかった孫たちが懐かしく思い出されました♪

 

 

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夏の終わりに、、、怪談1

2021-09-07 20:10:10 | 短い短い物語とか

❝怪談❞は夏の終わりにやってくるーーー

これは私が30年ほど前、いえ、もしかすると99年ほど前?に実際に経験した出来事です!(^^)!

#@@#~***化け猫の話ではありません。。。

 

9月になっても真夏の暑さが襲ってきます。

ある日の、うだるような午後、

遅い昼食を済ませて、一家はダラ~ンと椅子に掛けていました。

古い大きな時計の針がそろそろ午後3時を指す頃、、、

ほんの少し風が吹きました。

 

#@@#~***

 

あ、、、涼しい。

外はとても静かで、

きょうはいつものにぎやかな子供たちの声も聞こえません。

急に吹いてきた風の音が聞こえてきそうなくらい静かです。

 

ねえ、きょうはなんかすごい静かだね!

まあ、たまにはこんな時もあるよね、

などと言いながら、

涼しい風とあまりの静けさにみんな眠くなってきました。

 

#@@#~***

 

と、その時、

バ~ン!

 

まるで心臓を突き破るようなすさまじい音が鳴り響きました。

 

それは誰もいないはずの、

ドアが閉まった子供部屋から聞こえてきたのです。

 

え、 #@@#~

エ、 #@@#~

 

何?お姉ちゃん今の何?

         なに~#@@#~何、々?

子供たちは思わず体を寄せ合いました。

 

二人はびくびくしながら椅子の上で固まっています。

だって自分たちの部屋で何かが起きているから、、、

そして、

恐る恐る、

閉まったままの子供部屋を振り向きました。

 

#@@#~***

 

さっきまで涼しくて気持ち良かった風が、

急につめたく感じました。

あ~

なんか寒い~

小さな腕に鳥肌が立っています。

だって、子供たちはみんな怖い想像に取りつかれていたから、、、

 

どうしてかというと、

そのころ、夏の終わりに毎晩テレビで人気の怪談の番組があったからです。

そして、怖いのに毎回見ずにはいられない二人だったからです。

 

お母さん早く見てきて、、、誰かいるよ、、、!

 

#@@#~***

 

すると今度は、、、

ガリガリ、ガリガリと小さな音がしてきました。

 

ねええ、、、お母さん早く見てきてよ。

子供たちはもう耐えられなくなってしまいました。

泣き出しそうな、ひきつった顔をしています。

 

あら、、、

あなたたちの顔のほうが怖いよ~と脅かしながら、

私はそっと子供部屋に近づき、戸をソ~ッと、少しだけ開けると、、、

 

 

あらら、飼い猫のジャンボがちょこんと見上げていました!

 

なんと、

外からガラス戸をこじ開けて子供部屋に入ったものの、

廊下へ出る扉が閉まっていたので、

ジャンボは、ふたが開いていたピアノの鍵盤の上に飛び乗って遊んでいたのでした。

そして部屋の扉を開けようと爪で引っ搔いて、

ガリガリ、ガリガリ・・・

 

実は、

私はポロンポロンと鍵盤の上を歩いている

ジャンボの姿を前にも見ていたので、

知らんふりして子供たちの反応見ながら楽しんでいました。

 

子供たちも暑い夏の終わりをちょこっと楽しめたかな(^^)/

 

ポカ~ンとしながら見ている二人の膝の上にジャンボを載せました。

「ちゃんとピアノのふたを閉めなさいよ!」

 

おわり

 

ーーーこんな体験された方もきっとあるかも、、、

そんな夏の終わりの真昼のちょこっと怪談でした(^^)/

 

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窓辺の物語★花空間♪

2021-08-15 19:42:59 | 短い短い物語とか

いつもどこかで生まれる物語♪

小さな花空間の ☆ 窓辺の物語 ☆ 。・♪ 。・

 

 

☆ 。・♪ 。・

 

イチゴ色のガラスの花瓶に、

レモンティーツリー改めメラレウカレボリューションゴールドとトウワタの花を

飾ってみました♪

三十年の時を超えてまだ純白のロマンドールのバラの少女と、

犬と猫と貝殻のおしゃべり♪♪♪

 

窓辺の物語の一ページ・・・☆

 

☆ 。・♪ 。・

 

真っ白い貝殻はいつからここにいるんでしょう?

招き猫が窓の光を浴びて手を振っています♪

今度みんなで一緒に砂浜を歩きたいねと犬が言いました・・・♪

窓のカーテンを揺らす風に波の音が聞こえるから、

犬が耳を傾けています♪

 

☆ 。・♪ 。・

 

物語というか、イメージ写真ですが!(^^)!

画像を物語風にちょっとイメージ加工しました。

 

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遊ぼうよ♪猫とイモムシさん

2019-08-01 00:03:56 | 短い短い物語とか

暑い夏、

ある日の昼下がり、

ネコは幼虫さんを見送りました!

こんな暑い日に幼虫さんはどこまで行くんだろう

大きなイモムシ、尻尾をピンと立ててセスジスズメの幼虫が移動中です

きっと蛹になる場所を探して旅の途中!

かなり大移動したりするセスジスズメの幼虫です!

気を付けて、、、かっこいい成虫になるんだよ!

ちょっと心配そうに見送る猫でした

 


 

暑くて暑くて、、、

猫がぼ~っとあたりを見回していると、

 

おや?

花壇の向こうから誰かやってきました。

とても大きなイモムシです(^^)/

もこもこと歩いているセスジスズメの幼虫がやっと猫の前までやってきました。

 

 

どこに行くのイモムシさん!

 

 

ここ熱いから熱射病にならないように気を付けるんだヨ!

じゃね、イモムシさん!

 

ん、なんか言った?え、何?

よく聞こえなかった、、、

もっと大きな声で言ってよ幼虫さん!

聴いて聞いて、猫さん!~*?♪♪#!!((+0+))@@♪

それは大変だね~’’’#♪&@¥??/

ネコさんのヒゲってさ~ @**:”%&!?

 

ふ~ん、”*?$!!♪?

だからサ!、∞∞##&%~***?

ネコに見送られて出発するセスジスズメの幼虫さんです。

 

いつもどこかで物語の中にいる猫と虫たち、

”♪*○○△!♪

~♪@#@Xん~0∞~♪

二人の内緒話を私ももっと知りたい(^^♪

 

●タイトルを変更しました

遊ぼうよ♪猫と幼虫さん→→遊ぼうよ♪猫とイモムシさん

 

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遊ぼうよ、、、ネコと虫の時間♪

2019-07-30 23:06:51 | 短い短い物語とか

昼寝から目が覚めたニャンコがいました。

 

*****

 

なんて暑い日なんだろう!

暑い、、、暑すぎる、、、

みんなまだ昼寝の時間かな?

小さな庭だというのに誰もいない、

誰か~遊ぼうよ♪

今はもう午後、夏の昼下がり♪

誰もいない庭、小さい庭♪

なのに、、、

知らん顔して通り過ぎる人もいない♪?

***

あ、いた!

誰か来た♪

 

だれ?誰?

君、誰?

こんにちは~♪ 

ちょっと、ちょっと、、、

遊ぼうヨ!!!

知らん顔していかないでヨ!

一緒に遊ぼうよ、虫さん♪

おいらはさっきから暇を持て余しているところなんだ、、、

ネェ~君、誰?

なんかさ~、君も暇そうじゃないか!

 

通り過ぎたいわけじゃないけど・・・

おいらの名前はたぶんヤブキリさ!

あ、違う違う、私はおいら、じゃありません!

私は女の子です!

 

ふ~ん、君は女子か?

おいらの名前はチョビっていうんだヨ!

いつもニャ~ンて鳴くんだ、

君は何て鳴くの?

 

さ~私は鳴いた事ないからわかりません!

私ちょっと急いでいるから、もう行っていい?

え、もっと遊ぼうよ、

おいらの手にとまったりしてさ♪

ほら、ここ、ここ、

ハイ、ここにとまって!

え~、行っちゃうの?

 

ヤブキリは、

手を持ち上げたまま名残惜しそうに見送るネコの前をさっさと行ってしまいました!

夏の昼下がりの猫と虫のひと時でした。

ほんの小さな物語(^^♪

 

そんなのどかな光景を見送る小さな花!

あなたは誰(^^)?

 

KONASUKEさんに花の名前をおしえていただきました

サンジソウ♪

なるほど、、、ちょうど午後三時ごろの物語でした♪

 

 

イメージの泉 小さな物語 物語風 猫 ネコ 虫 小さな庭 イメージ 

 

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