「筆を水で洗える」と言う理由で買い揃えた水性アクリル塗料…
有機溶剤系アクリル(ラッカー)派に移行した後は出番が無かったが
使わないのも勿体無いのでゾイドに塗っちゃおうぜ~!筆塗りで。
~「ラッカー」と「水性アクリル」の違いについて~
ラッカーは乾きが早く、塗料の食いつきが良い。塗膜自体も頑丈。
このためエアブラシで吹いたりするのに重宝する。
一方水性アクリルの方はラッカーに比べて乾きが遅く塗料の食いつきもいまいち。
しかしラッカーのようなキツイ臭いも無く、水で洗えるのでお手軽。
この「臭くない」「水で洗える」といった特性を生かして
工作と色塗りを同時に進めていこうというのが今回の作戦である。
…まぁ怠け者的スタンスではあるのですが、従来のように
「工作」と「色塗り」の工程を完全に分けてしまうと
「工作」中のプレッシャーが大きいと言うか…
「まだだ…まだ塗りにはいけんよ…!」とか「塗りに入ったらもう後戻りできんぞ…」
とか考えてしまって結局完成しなかったりするので。。。
各工程の垣根をなるべく取っ払ってテンションを維持していこう。うん。
~具体的な手順~
①工作
ミサイルを大きくした位ですが…あとはニッパーの跡を消したり
気になるパーティングラインを消したり消さなかったり。
②無水エタノールでパーツを拭き、油分を除去
中性洗剤で洗浄する代わりに。わざわざ台所まで出向かなくて済むのがグッド。
③(サーフェイサーも吹かずに)色塗り
元気がある人はサフくらい吹こう!
ちなみにカラーレシピをば。
{黄土色部分}
XF-60ダークイエロー→XF-57バフと重ね塗り。特に出っ張った部分に
XF-15フラットフレッシュ→XF-21スカイの補色系でドライブラシを。
~ドライブラシとは~
{メカフレームとかの暗緑色部分}
XF-62オリーブドラブにXF-21スカイで派手目にドライブラシ。退色した感じに。
{ミサイルとかの灰色部分}
XF-66ライトグレイにX-2ホワイトを混ぜて明るく。ミサイルは退色させずに新品っぽく。
{スミ入れ}
エナメル塗料を使うのがスミ入れの基本ですが
意外と水性アクリルの塗膜を犯してしまうので、
ホルベインのチューブ入りアクリル絵の具を水で薄めて
面相筆で描き込んで行きました。
~エナメル塗料とは~
④シールとかデカールとかを貼る
シールは水を付けながら貼ると位置が決めやすいよ!
⑤(トップコートも吹かずに)完成
元気がある人はトップコートくらい吹こう!
AFV的な配色のつもりだったけど、出来上がってみたら
もろベアファイター色だったみたいな。
ゴジュラスマークⅡ(限定型)にも応用できそうな。みたいな。