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井山裕太名人に河野臨九段が挑戦している、第39期名人戦七番勝負第5局の2日目が10月16日に静岡県熱海市の「あたみ石亭」で行われ、白番の井山が176手までで中押し勝ちをおさめました。井山はこれでシリーズ成績を3勝2敗とし、連覇に大きく前進です。井山が防衛するか、河野が最終局に持ち込むか、第6局は10月29、30日に長野県諏訪市の「上諏訪温泉 油屋旅館」で行われる予定です。
以下、主催新聞社である朝日新聞の熊(ユウ)ホウ六段によるネット解説(サマリー)です。
実戦白176のあと上辺から中央にかけての黒が危なく、左辺の黒もまだハッキリ生きていません。
黒21のツギは珍しい手です。白22のオシもおそらく新手でしょう。黒27まで難しい変化に突入していきます。
白34とシチョウで取れていますが、このあと黒がどのようにシチョウあたりを使っていくのかがポイントとなりました。実戦は白46までのフリカワリとなりました。ほぼ互角だと思いますが、個人的には白持ちです。
白60、62は厳しい打ち込みで黒63のワリコミがうまいサバキで黒75まで黒がよくサバいてると思います。
黒93の打ち込みはとても印象に残った一手でした。右辺をヒラいても一局でしたが厳しく白を攻めにいきました。
白106とノゾいたとき両者は打つ手が決まっていましたが、他にも考える余地があったかもしれません。黒111のノゾキには白はツいでくれず反発されるので、黒6とノゾかなくてもよかったかもしれません。形勢は互角。良くも悪くも黒111は勝負を急いだ手でした。
白124、126と逃げ出して部分的には白不利の二手ヨセコウですが、コウダテの無い黒が大変で、白はここで流れを掴みました。
今局も大変な読み合いの碁になりました。井山名人の三勝二敗となりましたが、河野挑戦者もこのままでは終わらないでしょう。次局も楽しみですね。本日はありがとうございました。