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タイトルに惹かれて手に取りましたが、キーワード満載(読み物というよりも、です)
◆ まえがき
2017年2月、私は夫を失った。その変化の故に、こういう題の本が生まれたというわけでもない。私は人生の半ばにさしかかるにつれ、人生のしまい方をあちこちで見て、自戒の種ともし、新しい発見ともしていたのである。
生老病死は、どれも必然である。生は別として、昔、一神教の世界では、老、病、死は、その人が現世で犯した罪の結果、すなわち罰と考えられていた。しかしキリスト教が発生してから―聖書的に言うと新約聖書の世界が確立してから―老病死は、人間の生涯の普遍的な結果として受け取られるようになった。
考えてみれば、死ぬのも大変なら、生きるものも大変なのである。
◆ 内容(「アマゾン」より)
都合よく死ねないから人生はおもしろい。著者の経験をもとに「死に方」「死なせ方」「生き方」「生かせ方」をユーモアとペーソスを織り交ぜながら綴った目からウロコの指南書。
・どれだけこの世で「会ったか」で、豊かさがはかられる
・死を考えることは、その人の生涯を香りよくする
・人でも物でも充分に使いきって死ねたら本望
・昆虫のような死も悪くない
・老人の味をうまく引き出すスープ
・お金もためて出さないのは健康によくない
・家族は棄てられないから問題が深刻になる
・跡形もなくこの世から消えるレッスン
・生が充実していると死にやすい
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