レアルは明らかに動きが鈍く、中二日の試合であることや時差ボケのきつい時期なのかなと思われた。それでもボール扱いの正確性は抜群で、パスを受ける選手のポジショニングがいいことからボールを簡単に失うことがない。
鹿島は最初から全開で動くが、余裕がないのですぐにボールを失い守備に走らされるという、実力差が明確に見て取れる状況だった。
後半最後の鹿島の大チャンスでしっかり決めていれば、鹿島の勝ちという大番狂わせができたのだが残念だ。金崎以外のもうひとり頼りにできるFWがいればと思ってしまう。将来ある売り出し中選手はいるが、頼れるエースが一人なのは厳しい。拮抗したよい試合で盛りあがりながらも最後はレアルが勝つという、鹿島ファン以外の全世界の人が丸く収まる結論になった。
それにしてもセルヒオラモスに2枚めのイエローを出せなかった審判は、しばらくあれこれ言われるだろう。あそこでレッドにする勇気がないのかとTVの前でおもわず喚いたが、一方で怖くてカードを出せない気持ちも人間として理解できる。