フォルカーク - セルティック

中村が復帰したので久しぶりにセルティックの試合を見たが、あまりの内容の酷さに驚いた。

試合は終始フォルカークのペース。ボールを支配され、クリアボールも拾われた。どちらが強豪チームだかわからない。

中村が綺麗なフェイントで相手マークを外し、クロスボール。そこからゴールへ結びついたが、そこだけがよかった点だ。バルセロナ戦がどうこう言っている場合ではない。

日本 - チリ

日本は合宿で練習していた通り、狭い局面で細かいパスをまわして突破を試みた。しかしチリがかけるプレッシャーがはやく、２、３本のパス交換をした時には追い詰められてしまった。

逆サイドの空いたスペースへ展開しないので、このように潰されている。今日は細かいパスだけでどこまでできるか試みた感があるので、今後の長短パスを織り交ぜた時にどうなるか楽しみだ。

大久保が途中から入ると前線でかき回し役となり、攻撃に元気が出た。シュートへの意識が高く、FWらしくてよい。

流通経済大学柏 - 藤枝東

流経大柏は、ボールを持つ過ぎないでシュートで終わる姿勢に好感が持てる。積極的な姿勢がチームカラーだ。パスワークも見事だった。

藤枝は攻撃をしようにもすぐに潰されてしまい、いい形に持って行けなかった。今日は力の差があったと言わざるを得ない。

今回の大会を見て、全般的に背の大きくない選手が多いのが気になる。小さくても通用するのがサッカーではあるが、世界に出た時に高い壁となるのも事実だ。

マンチェスターU - ニューカッスル

必死に守っていたニューカッスルだが、一度失点して切れてしまったのか、あとは失点続き。オーウェンのワントップも機能していない。監督交代ももたついて、かなり厳しい状況だ。

Man Uは内容に問題がないが、ルーニーだけが気の毒だった。すごいシュートを連発するも、GKのスーパーセーブでどれも決まらない。典型的な「彼の日ではない」だった。

アーセナル - バーミンガム

アーセナルが、止めてパス、止めてパスと、リズミカルにボールを回すのが楽しい。しかし同じ調子なので、バーミンガムに読まれていた感がある。

シュート数も圧倒的だったが、最後までバーミンガムがよく守った。

広島 - 鹿島

広島は、特に後半から自分たちのサッカーができて、常にボールを支配した。鹿島の厳しいプレスを細かいパスワークでかわしていく。しかし、そこで時間を使うことで鹿島の守備がしっかり準備できてしまい、結局手がなくなる。

こうなると突破するには個の力が必要となるが、残念ながら今日の広島でそれが出来る選手はいなかった。この個人の力の差が、両チームの差だ。

鹿島は難しい角度から豪快なシュートを２発決めて、これで２冠となった。チームを立て直した監督の手腕が見事だった。