飛騨の高山地方も今年の冬は暖冬で、例年と比べて雪も少ない日が続いています。晴れた日などには高山市から雪で覆われた北アルプスが一望できて、乗鞍岳、穂高岳連邦、笠ケ岳などが連なってみえます。特に高山市からは乗鞍岳が雪を抱いて、雄大に青空の中に映えています。乗鞍岳は古代に愛寶山(あわやま)と呼ばれ、平安時代に紫雲が三度も見えた山として都でも知られた貴い山であり、位山とも縁の深い山です。
位山も今年に入ってから雪が積もり、モンデウススキー場もようやくにぎわいをみせはじめている。1月11日今年初めて位山へ行き、スキー場の近くにある刈安清水の所へ、飲料水として使用するための水を汲みに行ってきた。この刈安清水の場所はスキー場からあららぎ湖の方向へ向かった、刈安峠の道路の途中の右側に出ている清水である。位山の頂上の御神水の所まで行けない時に、この水を汲んで帰る人も多い。この清水は頂上の御神水を太陽水と言ってるように、こちらの水を月の水とも言う人もいる清水である。
今年の正月は天候に恵まれ比較的暖かい正月だった。平成19年1月5日午前11時頃より、位山へ今年度の初参りのため、高山市一之宮町の神楽ケ岡(御旅山)を訪れた。神楽ケ岡は少し雪があったが、登って行くと頂上の平な所は年末に降った雪もほとんど解けて所々に少し残っている程度だった。位山は晴天のなかに雪を抱いてはっきりとみえた。お酒と位山の御神水をお供えして位山の神にお参りをした。
‥ 今年も良い年でありますように。‥
‥ 今年も良い年でありますように。‥