DOWN IN SMOKE 猫馬鹿無用編

再開!…忘れた頃に…そして、たぶんまた存在を忘れる…

劇団☆新感線 『レッツゴー!忍法帖』

2009年12月07日 | 演劇
【ものがたり】(イーオシバイドットコムの商品紹介より引用)
戦乱の世の中。堀之内城では、静姫(馬渕英里何)と隣国の黒川城城主・裕展の婚礼を明日に控えて準備が行われていた。
そこへ突如、北浦勢に攻め込まれ、城は堕ち、大混乱となる。
襲ってきた忍者は黒川の手のものだった。なぜ、味方のはずの黒川様が姫を狙う?堀之内家剣術指南役にて静姫のお守役・入谷蔵之進(入江雅人)の疑問が湧く中、謎の忍者3人が助っ人に現れる。
姫を助けるという任務を負ったという3人、猿飛のサダ(阿部サダヲ)・風魔ゴジロー(橋本じゅん)・傀儡八幡(インディ高橋)の力を借りて、姫と蔵之進は黒川城へと逃亡の旅に出る。
一方、黒川城では、黒川家筆頭家老の秋葉弾正(粟根まこと)と、裕展の義理の母・おやや(高田聖子)が、はかりごとをしていた。
2人が策略を語っている時、ひとりのあやしい男が仲間に加わりたいと現れた。彼は北浦に雇われ黒川城を探っていた、ばってん不知火(池田成志)という自称ビジュアル系忍者だった。
静姫が堀之内の隠し軍用金の秘密を握っているため、北浦が姫を追っているという情報も提供する不知火を、おややたちは仲間に加えることにする。おややは、静姫を捕らえるために、自分の配下・地獄谷七人衆の力を借りるべく、ペットのマングースの万太郎を地獄谷へと向かわせた。
その頃、もののけの森では、地獄おろち丸(古田新太)を首領とする地獄谷七人衆が、おややの命を受け、静姫一行がやってくるのを待ち受けていた。さらに、もののけ森を縄張りとする山賊・赤猿一家たちも手ぐすね引いて待ち構えていた。
次々と襲い来る、個性あふれる手練れたちの忍法。裏切りに次ぐ裏切り。静姫一行は逃げ延びることができるのか?姫に隠されているという軍用金の秘密とは・・・・・?


…というわけで新感線好きならみんな大好きチャンピオン祭りです。
早い話が客を笑わせることしか考えていない「ネタ物」芝居。
未見の方、上記のストーリーを読んだだけでも具を入れすぎの鍋が想像できるでしょうが、鍋につっこまれたギャグの調味料(肉かも?)はアナタの想像を絶しますよ。
もー、阿部サダヲと橋本じゅんさん最強タッグマッチが大暴れ!大暴走。
劇団員もノビノビ野放し状態。
池田成志はもちろん絶好調で裏切りまくり。
Xネタはさすがに時代を感じたけど。今なら誰ネタなんだろ?
とにかくそんな混乱状態でも律儀につっこみ続ける入江雅人さんがおかしい。
(アドリブ集見てるとけっこう彼なりに大ボケかましてますけど。映像特典のアドリブ集で見た「オリビアを聴きながら」は爆笑)
いやー、もうね、DVD見ながら轟天シリーズを劇場で見続けた日々を思い出しましたよ。
あ、もちろん轟天DVD-BOXは持ってますよ、私。
つーか、じゅんさんの登場の仕方はもろ轟天じゃん。

お勧めギャグが紹介できないくらいギャグが多すぎて、ギャグがインフレ状態な芝居なんですが、ミュージカル「サルカニ合戦」は必見です。
2003年のお芝居ですが、間違いなく今年見てタイムリーでした。
あと、上のストーリーには書いてませんが、保坂エマさんの霧隠才子はすんごいかわいくて色っぽくて私のストライクで、ぜひ彼女と結婚したいと思ったし(←それ芝居の感想に関係ないから)、アドベンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ「白鳥の湖」のパロを本家と同じ振付(らしい)で右近健一さんが華麗に舞う様はどうしくれようかというくらい悪夢のようで爆笑。オチも素敵だし。

そしてそして、主人公達の敵になるのが古田新太、高田姐さん、粟根まことさんのゴールデントリオなのがとにかく最高でした。
もう三人が得意分野でノビノビしすぎ。マングースかわいすぎ!

あまりの興奮にコメンタリーつきで観る前に感想を書いてしまいましたが、コメンタリー聞いたら追記をするかもしれません。

ああ、でも来年の今頃(かな?)見るであろう「鋼鉄番長」は必ず観なければ!

…つーか、この前のチャンピオン祭り『犬顔家の一族の陰謀~金田真一耕助之介の事件です。ノート』をチケット取り損ねたのがくやしすぎだ、俺!!クドカンの金田一見たかった!
しかも計算違いでDVD出ないし!!(…やっぱりDVDにするには問題が多すぎるくらいパロディネタが多すぎたのだろうか?)
あと「踊れ!いんど屋敷」も出てないんだよなあ。もう一度見たいのに、あれ。
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