ウィズコロナ生活を楽しむ

新型コロナと共存しなければならない時代ですが、すでに田舎に移住して在宅勤務を開始。そんな生活をご紹介。

キャンプ用品とは防災用品とイコールである

2020年09月18日 22時57分25秒 | 災害に備える
2011年正月明け。
何故か急に思い立って、それまで乗っていた初代プリウスに代わって、ボンゴフレンディという中古車を購入しました。
5歳になった愛犬のトイプードルと一緒に、今で言う車中泊に出かけたくなったからです。



その頃は東京のマンション暮らしでしたが、1階で庭がありクルマもその庭に止められるというマンションでした。
自分だけの秘密基地的な欲求もあったと思います。

キャンプにも行けるように、タープやテーブル類、2口のコンロ、ウォータージャグなど少しづつ買いそろえて行きました。
どちらかといえば出不精の妻はキャンプなど反対で、通販で購入したキャンプ用品が配達されるたびに、無言の圧力をかけてきます。

その後も、サブバッテリーやインバーターなど高額商品も買いそろえました。
まあ、この辺の価格はいくらでも騙せましたが、インバーターだけで10万近くすると知ったら、とんでもないことになります。

記念すべき最初のキャンプは3月19日と決めて、予約も済ませました。
ポータブルトイレも買い、最後に購入したのがポータブル石油ストーブで3月9日に配達されました。



そして3月11日のあの日。
住んでいたマンションでは被害はありませんでしたが、まったく予期しないことが。

それは生活に必要な商品が、店頭からほとんど消えてしまったということです。
電池やカセットコンロ、ガスボンベなど防災用品といえるものは勿論のこと、トイレットペーパー、食器用洗剤、いつも愛飲しているウーロン茶、菓子パンでさえ暫くの間、店頭から姿を消しました。

あの頃はテレビや携帯電話からは、緊急地震速報のあの嫌なメロディが何回も鳴りました。
愛犬でさえあのメロディに身構えてしまいます。

この時の教訓は、自分の住んでいる地域以外で大きな災害が発生した場合でも、思いもしないも物がなくなり生活に困る、ということでした。
あの年の8月頃だったか、古い給湯器が壊れて修理不能という状態になりました。

10年ほど使っていた給湯器で、故障は覚悟していましたので業者に新品の取り付けを依頼しました。
でも在庫が無い、というではないか。
被災地に優先的に割り当てているとのこと。

幸い、最寄り駅の3つほど手前の駅に銭湯がありましたので、会社帰りにさっぱりできましたが。
給湯器が故障した日は確か日曜日で、翌日の仕事のためヤカンや鍋で何回もお湯を沸かして浴槽に入れたのを覚えています。



マンション時代はスペースの関係で、水と食料くらいの備蓄しかできませんでした。
こちら千葉の田舎に移住してからは、物置にできる部屋も準備できるので、トイレットペーパーやペットシーツなど、常に10個くらいは備蓄できるようになりました。

3月頃でしたか、新型コロナの影響でマスク不足になり、そのマスクを増産するために紙が必要。
だからトイレットペーパーがなくなる、という噂が立ちました。
その日のうちに、店頭からトイレットペーパーが消えてなくなったのは、まだ記憶に新しいですね。

まさか給湯器までは備蓄できないでしょうが、それぞれの生活シーンをシュミレーションして必要なものは備えておきたいものです。
先にそろえたキャンプ用品ですが、同時に防災(災害発生時)用品にもなります。

あの地震の直後、あれだけ冷たい視線を浴びせていた妻の口から「さすが」という言葉が出るとは思いもよらないことでした。
あの日以来、いざという事態に備えることに関しては何も文句は言いません。

千葉の田舎に移住して災害の避難については、東京よりかなり恵まれています。
何しろ空き地だらけですから、避難民で混乱ということはありません。
でも避難場所、ということになると話はまた別です。
こちらに来て愛犬も3匹に増えました。

残念ながら犬を3匹も連れていける避難場所というのは、皆さんそれほど寛容ではないのです。
そこで着々と独自に準備を進めています。


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