ウィズコロナ生活を楽しむ

新型コロナと共存しなければならない時代ですが、すでに田舎に移住して在宅勤務を開始。そんな生活をご紹介。

腰痛がほぼ完治 気功なんてインチキだと思っていましたが

2020年11月03日 12時21分44秒 | 日記
以前はものすごい腰痛もちで、数年ごとに布団から出られないくらいの激痛に悩まされていました。

腰はいつも慢性的に痛かったのですが、激痛に至るきっかけというのがあります。
まず、くしゃみ。
それに、電車の中でドアなどに寄りかかって、長時間片方の足に体重をかけていた時。
出張先でタクシーに乗る際、重いバッグを先に座席に入れよとうとした時。
コンロの奥にあるガスの元栓を閉めようとした時。

これ以外にもあったと思いますが、私が寝込むくらいの腰痛になった実際のきっかけです。
最初はそんなに痛くありませんが、数日後には布団から起き上がる事もできなくなるほどの激痛になります。
布団に寝ていても少し動くだけで、千枚通しの先で刺されたような鋭い痛みが走ります。


十字式健康法で治っちゃいました―たった1分で背骨がまっすぐに (元気健康ブックス)

小用でトイレに行くときでも、布団から出て戻るまでに最低30分はかかります。
ましてや「大」の方は、体を少しひねるのでお尻など拭けません。
ウォシュレットを使って、あとは自然乾燥です。
それに便座に座ったら最後、立ち上がるのも難儀します。

会社でも私の腰痛もちは有名でした。
「休んでいる」とわかると「ああ、また腰痛ね」って感じです。
一度だけ整形外科に行きましたが、腰を引っ張ったり温めたり。
その時の痛みをとるだけで、再発のことは考えていない治療。
これじゃ治らないと思ったので、その後の腰痛はただ自然治癒を待つのみ。
何とか出勤できるまでに痛みが治まったある日、女性役員から呼び出しが。

「騙されたと思って、行ってごらん」と。

紹介されたのは「十字式健康法」という、なんとも怪しい名前の団体。
その頃は多摩市に住んでいましたので、都内に数か所ある施術施設のうち吉祥寺店に行きました。

ますます怪しい雰囲気の会場です。
更衣室はもちろん別々にありますが、施術時間が近づくと男性は上半身アンダーシャツ、女性はブラウスを後ろ前に着て、男女混合の待合室で待機します。

施術は一人ずつ、受付順に施術室に入っていきます。
薄暗い部屋で、窓のカーテンは閉められたまま。
施術師は窓に向かって、つまり入って行くと患者に対して背中を向けた状態で椅子に座っています。
その風貌はというと、世間を大きく騒がした宗教団体の教祖の様です。

ヤバいところに来てしまったな、と思いましたがもう遅い。
背骨に沿って指を2本滑らしたその瞬間・・・

「ほッ!」とか「やッ!」とかなんとも言えない掛け声。

「あんたの体は、こっちのほうに曲がろう、曲がろうとしている」と言われて、それで終了。
部屋に入ってから出るまで1分もかかっていません。
なんだかキツネに騙されたような、妙な感じでした。


でも、不思議なことが起こりました。
来るときは京王線と井の頭線を乗り継いで、座席は空いていたにもかかわらず座ったらすぐには立てなくなるので、やっとの思いで来ました。

なのに、帰りは普通に歩けるではありませんか。
もちろん腰に違和感や痛みは少しありましたが、来た時とまるで違います。
しかし、その足で会社についてからは大変。
また痛み出しました。
これが会場に貼ってあった「リバウンド」の注意書きか。

どいう事かと言うと・・・
「施術後、背骨は正しい位置に矯正されるけど、また元の悪い状態に戻ろうとする」
と壁に貼ってありました。
その時にまた痛むので、それが嫌な人は施術をご遠慮ください、と要約するとそんな内容の注意書きがあったのです。

その後2回ほど通って、ほぼ痛みはなくなり元通りの生活が戻ってきました。
それからというもの、起きられないほどの腰痛は発生していません。
まあ、中腰で作業をしたりすると数日間は痛みが続く時がありますが、それは誰でもあることだと思います。

「気」だとか「気功」だとか、そんなものインチキだと決めつけていましたが、これがあってからは、その考えも改めるようになりました。
たぶん科学では説明がつかないと思います。
でも「現在は」説明できないけど、「将来」はきっと理論的なことがわかってくるんじゃないかと思います。

最初、会場に行ったときは変な宗教や、何かもうけ話の勧誘でもあるんじゃないかと心配になりましたが、そんなことは一切ありませんでした。
ただ、全般的には怪しい雰囲気満載です。

千葉の田舎に移住して、重たいものを持ったりして、怪我をしつつも色々とDIYをしていますが、あの時がなかったら今のこの状態はないと思っています。
だから辛い腰痛もちの人に出会うたびに、この十字式を勧めています。