3月11日14時46分、
もう4年になるのですね、変わり果てた街は少しづつでも立ち直っているのでしょうか?
あの日、私は座間の老人ホームで勤務していました。
自分の仕事に切りが付いたので、歌遊びのレクリエーションをしていました。
「もう1回やってみましょうかあ!あとはお茶にしましょう!」
と、言った瞬間!
突き上げと、大きな揺れが長く続く
地震だ!
「動かないで!歩いちゃダメです!」
「そのままですよぉ」
今にも歩こうとする人の膝をおさえて揺れが治まるのを待ちました。
たった2,3分、
ですが、どれほど長く感じられたか!
ほかの職員が各フロアのご入居者の安否確認に走りました。
エレベーターが使えないので車椅子の方たちをどうするかでした。
まず、食事、
いま、居室にいる方々は、そのまま居室で食べていただく。
フロアにいる方々は、食事を食べてから居室に戻す。
(職員が車いすごと担ぎ上げ)
電源が入るまで、介助が必要な方も居室で配膳、介助。
その施設は4階まででしたけど、高齢者向けは高い建物は建てないほうが良いと思います。
エレベーターが使えないと、食事も運べない。
階段に職員が並んで、バケツリレーでした。
(これ、停電の時も、です)
あの日は寒かった・・・
まわりにメールをして返ってきだしたのは18時過ぎ。
身内も、親しい友達も無事でした。
身内は帰れないから職場に泊まると・・・
私の帰宅も、今では笑えるけど、寒くて誰かに頼りたくて泣き言を言いそうでした。(言わなかったけど)
見知らぬ他人と助け合えることが実体験して分かりました。
同じ立場にいると性別年齢を超えて共感できるのです!
人間って素晴らしいですよ!
いま振り返れば、どんなに嫌でも施設に泊まればよかったと思います。
東北の、自分の故郷の、あまりの被害に言葉も出ませんでした。
私の体験など、たいしたことではありません。
もっともっと寒い中、水に浸かったままだった方、
自然災害の恐ろしさを痛感しました。