気温の変化が急に来ると、自分もですが、ご入居者の体調が変わります。
97歳の方が風邪をひきました。
頑固で熱があっても横にならない…(つらそうなのに)
とうとう見かねて居室までラチ、いや、お連れしました。(笑)
昼食もいらないと、そのまま入眠。
なんでここまで頑張っちゃうんでしょう!?
2日経ったので、服薬とともに熱も下がり、咳と鼻水が残った程度です。
看取りの時期がちかずいてきた方。
ご家族と往診医との面談にこぎつけました。
栄養補助の水分が飲み込めなくなってきました。
医師面談まで、誤嚥や詰まらせないようにリスク回避を指示するのが私の仕事です。
今日は、私の目をしっかり見ることが出来ました。
最近にすると珍しいことです。
「おはよう」と言って頂けました。
いざと言う時、方針が一致していないと救急搬送するしかありません。
何しろ、半年に1回くらいしか顔を見ないご家族です。
息子さん2人。
寝たきりで痩せ細ったお母さんを受け入れられないのかなあ?
少し前までなら顔が分かったのに。
往々にして息子さんは親の最後の状態を受け入れがたいようです。
それでも、顔を見るだけでもよいから来ていただきたかった。
懐かしい人、近しい人だというのは、どのような重症な認知症の方でもお分かりになります。
10数年も前、
めったに来ない息子さんが訪問された時、
「あなた、どなた?」と言われて、衝撃を受けておられた方もいらっしゃいました。
今ほど認知症と言う言葉が一般的でなかった頃です。
もうしばらくの時間を伴にされたら思い出されただろうと思います。
はい、私の勤務先のグループホームでは医療処置をしない場合に限り看取りをしています。
もちろん、訪問看護と往診医と連携してです。
どのような結果を望まれるでしょうか。
ご本人が書き残してでも置かないと、ご家族が決めることになります。
もしかすると、ご本人は望んでいなかった結果としても・・・・・